自動車関連 租税案

久しぶりに自動車関連の税制が見直されています。

動産なのに、持っているだけで(使ってもいないのに)税金を払うというのは、理不尽な気がしていました。ただ、今回はそこまで抜本的な改正にはならないみたいです。

昔から私が主張しているのは、

「すべての自動車関連税を廃止して、すべてをガソリン(および軽油)の税金に載せろ。」

これなら使っている人が税金を払うことになります。

エコカーは自動的に税金が少なくなります。

無駄にガソリンを喰うクルマは、自動的に税金もたくさん払うことになります。私のコルベットとかね。

持っているだけなら税金がかからないので、自動車の販売台数も増えます。自動車メーカもウハウハです。

運送業などの商用車は支払う税金の額が大きくなりますが、それは最終的に価格に転嫁して顧客に負担させてください。

自動車を持っていない人、使っていない人も、社会生活を営むうえで自動車の恩恵を受けているのです。その自動車を走らせるためのインフラ費用を負担するのは当然です。使った人が税金を払う。租税の原則に合致しています。

走行距離に応じた税金とか言っていますが、そんな面倒なことをするよりも、ガソリン税に一本化すればいいのです。簡単でしょ。

問題はこの先、自動車の燃費が良くなっていき、さらに電気自動車が普及したとすると税収が減ってしまう事です。この問題に対する解が、まだありません。

それにしても、なぜこのアイディアが議論されないのか。

おそらく、自動車関連税を徴収するシステムの利権が絡んでいるのだろうと踏んでいます。複雑な自動車税制のシステムを維持するための費用は膨大です。ここから利益を得ている機関も多いことでしょう。