ダムサンデーに向かう道のビデオを撮影した機材はこれ。
Amazonでベストセラーになっている格安アクションカムです。
ダムサンデーからの帰り道も撮ってみました。前を走っているのは友人のC6コルベット。旅行の写真と同じで、他人が見ても面白くないですが、自分で見ると面白い。何度も再生してしまいます。YouTubeの再生回数のほとんどは自分なんじゃないかと思います。
手振れ補正はOFFです。手振れ補正をONにすると、クルマの加速度をカメラの傾きと勘違いして妙な画像移動が起きます。たぶん、ジャイロセンサーのフィルタ設定が甘くて、乗り物による加速度とカメラのピッチやヨーの動きを分離できていないのだと思います。GoProのような高級品なら、その辺の処理はもっと高度なのかもしれません。
車体への取り付けは、少し苦労しました。
カメラに付属しているアタッチメントはたくさんあるようでいて、実は大して役に立ちません。結局、小型の三脚を室内のボルトにタイラップで固定しました。前方の景色とドライバーの操作が同時に収まっているので、まあまあ満足な構図です。ただ前方を撮っているだけであれば、ドライブレコーダと同じで飽きてしまいますから。
アクションカムを買ったのは、その先の計画があるからです。
実は、全周撮影のアクションカムが突然欲しくなったのです。
きっかけは、この映像。ブレ補正がうっとおしいですが、これを大画面モニターで見ると臨場感が凄い。さらに、PSVRでみると、もうその場にいるみたいに感じます。
ハロウィンの渋谷には、とても怖くて行けませんが、PSVRでこの映像をみるだけで、もう十分に雰囲気を感じられました。
使用されている機材は、これ。Insta360°ONE X
旅行に行くときに、このカメラを持って行けば楽しそう。旅行先で風景の中にいる自分が写るし、雰囲気も感じられそうです。多分今、一般人が容易に手に入れられるもっとも高度な映像記録装置だと思います。構図もなにもかも考えずに、とにかく全部を記録して、あとで編集で注目する部分だけを切り出すという、新しい映像記録手法。あるいは、VRゴーグルで見るならば編集で切り取る必要もありません。
GPSや気温、湿度、風速などのデータも記録すれば、スタートレックのトライコーダに一歩近づくのではないでしょうか。
さらに、6軸の加速度データも記録すれば、手振れ補正のON/OFFや効き具合のチューニングも後から可能。
そうなるのもそんなに遠くの事ではないと思います。技術的には、今ある技術だけで十分に実現可能ですから。
だけどこれ、大体5万円くらいするのです。買って少し使って飽きてしまう、という可能性も考えると、ホイホイと買う勇気が出ませんでした。そこで、格安アクションカム。これでしばらく遊んでみて、それでも全周カムが欲しければ買う。遊んでいるうちに興味を失ったら、買わない。格安アクションカムは
8,000円ちょっと。飽きちゃったとしても、色々と使い道はあるだろうし、このくらいの金額なら、試しに買うのも良いかなと思って。
というわけで、しばらくはこれで遊んでみようと思っています。