先週のミーティングの帰り道、タペット音が大きく感じられたり、いつもよりエンジンのハンチングが大きく感じられたので、今日は少し調整してみます。
まず、冷間でしかできないタペット調整から。
先日購入したアクションカメラで、Time Lapse撮影にチャレンジ。間隔を5秒に設定してみましたが、あまりにも早すぎたので再生を10倍のスローにしました。そのため、何の作業をしているのかさっぱりわからない動画になりました。まだまだ研究が必要です。
肝心のタペット・ギャップですが、3つのバルブで若干広くなっていました。0.05mmちょいきつめで設定しているのですが(一般的な数値よりもかなり狭いです。わかっている人以外はマネしないように)0.05mmのシムがスルスルでした。不思議だ。もしかして本当にオイルの回りが悪いのだろうか。
これで、試走。音はだいぶ小さくなりました。まだ、右バンクが詰められそうな気がしますが、このくらいでやめておきます。HLAに慣れてしまうと、わずかな打音が気になってしまいますね。
次は、キャブの同調をとって、アイドルミクスチャをちょっと濃くしました。
これも動画を撮ってみました。
動画ではアイドリング付近のスロットルの動きを気にしています。こういうクルマは、WOT(Wide Open Throttle)よりも、アイドリングにほんの僅かスロットルを開けた状態で走るのが一番長いですし、この付近が一番、クルマの調整の良し悪しが出てくるのですよ。
パワーの小さいクルマであれば、スロットルを開けている事が多いのであまり気にする必要はないのですが、車重に対してパワーのあるクルマは、ほんの僅か、1mmにも満たないくらい、ペダルを踏んだ状態で走ることになるので、そういう状態の調整を一番気にします。そういう意味で、パワーのあるクルマは、極低回転の調整に、より時間をかけなければなりません。