コンテナに車両と混送するのはタイヤ&ホイールだけではありません。
サスペンションのパーツも購入済み。
長く楽しく乗るためにSoft Rideに変更するつもりで、部品を選びました。
サーキットでタイムを競うわけでなし、峠道でギリギリまで攻めるつもりもなし。若い時は全然平気だったガチガチの足回りは、年齢を重ねてくると不快に感じてくるのです。そして乗らなくなったりしてしまうことになります。
だからSoft Ride。
足回りを柔らかくすればシャシーやボディに与えるダメージが小さくなるので、いわゆる「ヤレ」を感じなくくなるし、進行も遅らせられます。そして振動が減ってトラブルの可能性も減るので、良いことずくめです。
一般的には、スポーツカーの足回り変更は固くする方向のものばかりですが、アメリカにはこういう需要にも対応するパーツもたくさんあります。
まず一番乗り心地に直結しているリア。
C3はCorvette伝統の横置きリーフですが、まだモノリーフになっておらず、金属性のリーフスプリングが9枚重ねになっています。
これをSoft Rideにするべく選んだのがHYPERCO社のコンポジット・リーフ・スプリング。C3後期と同様のコンポジット材のモノリーフ。EZ Rideのグレードでバネ定数は200lb/in。金属の9枚重ねから、樹脂の1枚になるので重量も相当軽くなるはず。
次にフロント。
C3のフロントはリーフではなくて、一般的なコイルスプリング。
リーフと違って車高調整が付いていません。スプリングを換えて車高がどうなるかわからないので、車高調整付のショックアブソーバとの組み合わせを選びました。
Shark Bite社製のキットでソフトスプリングを選択。バネ定数は450lb/in。数字的には固い気がするのですが、エンジンがビッグブロックかスモールブロックかで設定も異なるので、ちゃんと考えられている様子。
ショックアブソーバはVIKING Performance社のアルミボディでDouble Adjustable(伸び側/縮み側が個別に調整できるタイプ)が組み合わされています。
GMの公式ドキュメントからノーマルのバネ乗数の値が見つからず。ネットの情報だと、諸説あって信頼性が低いので、多少「賭け」の要素が入っていますが、ガスの入っているショックアプソーバは航空便が使えないし、足回り部品は重くて送料もかかるので、クルマと一緒に送ってもらうことにしました。
しばらく乗り回して、ノーマルの状態を把握したら交換してみます。
ただし、買ったクルマのバネがノーマルかどうかは不明ですが。