いかにしてC5Z06からC3になったのか その1

すべての物事がそうであるように、最終的な行動に至った理由は一つではありません。なぜ? どういう心境の変化で? とオンラインでもオフラインでも尋ねられることが多いので、自分を振り返ってみることにしました。

綺麗なストーリーにまとめて書こうとしたのですが、実際に時系列に沿ったストーリーがあったわけではないので、材料として思ったことを羅列することにしました。

昨年から今年の初めくらいまで、私の興味の対象はC7でした。その中でも特にZR1。実は買う気満々でした。日本に正式導入されないなら、今回のC3と同様にアメリカから直接買うつもりでいました。

C8のミッドマウントは、あれはもう私の中ではCorvetteとは言えません。C7が最後のフロントエンジンとなるならば、買わなくてはと思っていました。

そこで、シボレーのサイトでオプションまで選んでありました。このパッケージで$138,865。コルベットも高くなったものです。私が15年前にZ06を買った時のほぼ2倍。
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それがなぜC3を買うことになったのか。

趣味車を1台にしよう。

これが、買い替えを考えるようになった根本のきっかけでした。

この先、1台のクルマにじっくり時間をかけたいと思いました。それは、いじる時間だけではありません。乗る時間だけでもありません。眺めたり、調べたり、考えたりという時間も含めてです。

最近は、スポーツカー、スーパーカーのレンタルが盛んになってきて、ただ乗るだけなら、そういうサービスを利用する方が簡単で楽だと思います。身分不相応なクルマを借りて一時の優越感に浸るのも悪くないかもしれません。

しかし、私の世代は消費文化を謳歌した最後の世代です。社会人でバブル期を過ごした最若年層であり、あのスーパーカーブームの中心世代。実用に供するクルマならともかく、趣味のクルマがレンタルなんて考えられません。

そして、ガレージのクルマを眺めるのは、所有しているからこそできる行為です。

趣味のクルマはガレージに入っている時間が99.9%。であれば、この99.9%の時間を楽しもうではないか。そのためには、ガレージに多少の空きスペースが必要となります。

家のガレージには2台入ります。家を建てる時に、趣味のクルマは2台持ちたいと思ったからです。

オシャレなガレージには興味がありませんでした。だからクルマを2台おいてパーツや工具を入れるといっぱいです。
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でも、今はクルマを眺めたり、眺めながら本を読んだり音楽を聴いたりできる空間が欲しいと思うようになりました。

こうして、まずは趣味のクルマを1台にしようと思うようになりました。

続く