クルマは、計画を練っているときが一番楽しい。
多分、最初のきっかけはこのビデオ。
もともと、上がりのクルマとしてGrand Sportがずっと気になっていました。
本物は超レアカーで、お金を出しても買えるクルマではないので、こういうレプリカですが。
ただ、C2 Corvetteには、それほど興味があったわけではありません。もちろん、Corvetteですから他のどんなクルマよりも好きですが、Corvetteの世代の中では3番目くらいでした。
ちなみに、Corvette Fanのなかでは、C2 CorvetteとGrand Sportは別物として扱われます。一見すると、Grand SportはC2ベースのレーシングカーのように見えますが、本当のベースは1957年のStingray Racerです。ただし、C2 Corvette自体がStingray Racerにインスパイアされて設計されたので、ボディデザインが似ているだけで、シャシー構造などは別物です。言ってみれば兄弟ですね。
このビデオのレプリカは、C2の改造車ではなく、シャシーフレームからGrand Sportの構造を模して製作されています。結構高価で、ナンバーズマッチではない普通のC2 Corvetteの2倍以上はします。
話を戻して。
C2 Corvetteには、それほど興味がなかったのですが、最初の動画を見て
「ムム、これはカッコイイ」
と思ったわけです。
何がカッコイイって、このフェンダーフレアと太いタイヤ、そして低い車高。黒のつや消し塗装のパンパーも凄みが効いててイイ。オリジナルのC2もカッコイイとは思いますが、こっちの方が私の琴線に触れるのです。
そして思い出したのですが、これとほとんど同じデザインのCorvetteは、昨年公開されたワイルド・スピード Ice BreakでLettyが乗っていたヤツです。上のビデオの公開年が2013年ですから、ワイルド・スピードの方が、これを模したのでしょう。
これなら、高価なレプリカを買わなくても、C2ベースで改造すれば作れます。
GT40もそうでしたし、550もそうなのですが、レプリカ車の問題は、立ち位置が微妙なところです。レプリカというクルマのジャンルが存在している事を知っているのは、かなりの自動車マニアだけで、ほとんどの人は知りません。でも、GT40や550は知っていたりするので、大興奮で話しかけられたりします。そういう人とちょっと話して、この人はあまり詳しくないなと判断したら、レプリカだということは、面倒なので説明しません。すると、なんとなく騙しているような罪悪感があるんです。
それから、イベント。もともと、私は展示イベントに自分のクルマを出すのは嫌いなので、どうでも良いことではありますが、誘われても出場資格があるんだかないんだかハッキリしないことが多いです。大抵の場合、主催者判断でOKとなるのです(でも断ってます)が、由緒正しいイベントだとNGです。
しかし、C2ベースの改造車なら、胸を張って196x年式のCorvetteです、と言えます。
550は「カリフォルニア・カフェレーサー」のコンセプトで作りました。自分では、とても満足な出来で、お気に入りのクルマになりました。
C2 Corvetteは「マルホランド・レーサー」と名付けて、コンセプトを練ってみようかと思います。
これとか、
コンバーチブルで、こんなのもイイ。
しばらく、妄想ネタになると思います。