レースが好きな人が注目するのはトップカテゴリーのLMP 1,2クラス
クルマが好きな人が注目するのはLM GTEクラス
と言われています。なぜなら、LM GTEクラスのクルマは、市販車のイメージを受け継いでいるから。
LM GTEを走るクルマは、かなりの手が入っているものの、市販車ベースです。だから、ベースとなる市販車のポテンシャルが高くないと勝てない。
今年のLM GTEクラスを走るのは、
Corvette C7.R
Ford GT
Ferrari 488 GTE EVO
Porsche 911 RSR
Aston Martin Vantage AMR
BMW M8 GTE
出場車種は限られているものの、自分が乗っているクルマを応援できるのが、GTEクラスの醍醐味です。
ここに、例えばニッサンGTRとか、ホンダNSXとかが出てこないのは、なぜでしょう。
日本のスーパーGTのクルマはLe Mansに出られません。あれはNASCARみたいなもので、外見だけは市販車に近づけてありますが、中身は全然別物です。どう改造したってプリウスが勝てるレーシングカーになるわけがない。しかし、勝てなければレースに出る意味がない。そこで生粋のレーシングカーのシャシーにレーシングカーのエンジンを搭載して皮だけプリウスを被せて名前を付けた、というようなレギュレーションにしたのが日本のGT500で、日本独自規格です。
Corvetteは、1999年に今のチーム体制で参加を始めて(それ以前にも、時々出ていましたが)、昨年までに8回の優勝。日本のメーカーが出ていないので、日本ではほとんど報道されていませんが、Corvetteと言えばLe Mans。Le Mansと言えば、Corvette、のイメージが定着しています。
今のところ予選タイムはパっとせず、30番グリッドに63号車、45番グリッドに64号車になっています。決勝レースは24時間あるので、グリッド位置は勝敗に関係がないものの、予選タイムが振るわないのは、わざと抑えたのか、それとも実力なのか。
決勝レースに期待します。