サイドウォールにまでヒビ割れが出来ていたZ4のタイヤを交換。
家から30分ほどのところにあるタイヤ交換専門店。
タイヤを売っているのではなくて、交換作業を専門に行う店です。タイヤは自分で持ち込むか予めネットで買って、この店に発送してもらうスタイル。原則として予約制。
交換作業専門店なので、19インチの30扁平とか断られることも多いサイズでも対応しています。聞いたらコルベットの345幅も大丈夫だそうです。
リフトを使わず、ガレージジャッキ4基で、声をかけあって同時に上げるスタイル。リフトはお皿の位置を合わせたりするのが結構面倒なので、人が下に入らないのだったら、この方が早いですね。
新しいタイヤは
MINERVA EMI ZERO UHP
F:225/35R19 88W XL
R:265/30R19 93W XL
いわゆる激安タイヤです。4本買っても国産有名ブランドの1本分よりも安い。
その代わり、情報は一切なし。メーカのwebサイトにもこのタイヤがどういうコンセプトのもとに設計・生産されているのかすら記載がありません。
http://minerva-tyres.com/
よって、選定の決め手は価格とトレッドパターンと形状。トレッドパターンはブロック分けしていなくて(静粛性を期待)、太い縦溝で排水性を重視していると思われるところ。形状は、肩が丸いタイプ(自分の好み)なので、これに決めました。
どんなタイヤでも、新しければ乗り心地は良いし、静かです。もちろん、これもそう。真価がわかるのは、1年2年経ってからですね。
ところで、先に紹介したタイヤ交換店。フロントに260kPa、リアに310kPa入れたという紙をくれたのですが、いくらXLでもリアは入れすぎでしょう。
タイヤを替えたときの適正空気圧は純正装着タイヤのロードインデックスと指定空気圧から導き出すことができます。
BMWの標準指定タイヤのロードインデックスは
フロント: 88のXLで指定空気圧250kPa
リア: 91のXLで指定空気圧が290kPa
になっています。
新しいタイヤでこれと同じ負荷能力に設定するには
フロント: 88のXLなので適正空気圧は変わらず250kPa
リア: 93のXLなので負荷能力が同等の空気圧は270kPa
フロントはともかく、リアは何を根拠に310kPaまで入れたのか。色々と店内にタイヤのウンチクを語っているポスターが貼ってあるわりには、こういうところがちゃんとしていないのが残念です。
この数値の求め方、詳しく知りたい人はブリジストンのページなどを参照にしてください。