クルマは何を買おうか考えているときが一番楽しい。
何度か書いたと思いますが、私は時々、Mustang欲しい病になります。
もちろん、Corvetteは大好きですが、CorvetteとMustangは根付いている文化が根本的に違う。Corvetteは世界で戦うクルマですが、Mustangは他国に影響されずAmericaを具現するクルマ。
2011年とか12年頃、年間100日くらいアメリカに行っていて、そのときに良く借りていたレンタカーの一台がMustang GTでした。一般レンタカーのV6エンジンのやつじゃないですよ。5L V8 400馬力のモデル。アメリカでは、大手レンタカー会社でも、こういうのをラインナップしているんです。
今なら、この年式の中古もかなりお手頃になってきていると思うので、普段使いに欲しいなぁ(アメリカではこれでホテルと勤務地を往復していた)と思うのですが、今回はもっと古いけれど新しいのが欲しくなりました。
日本語がおかしいですね。でもこういう事です。
アメリカでは古いMustangをFordの公式ライセンスを得て再生産している会社があります。
https://www.classic-recreations.com/
今まで、Shelby GT(いわゆるコブラ)の再生産を手掛けていたのですが、今回、これに69年式のBossやMach1が加わりました。まだ、コンセプト絵だけですが。これはMach1。
ああ、これツボにはまった。
でも、価格を見たら16万9千ドルから。日本円にすると、だいたい1,800万円くらい。いや、高すぎだろうと思ったのですが、アメリカではこの年式のMustangがものすごく高騰しているみたいで、Boss 429だと3,000万円とかするみたいです。日本でハコスカのGT-Rが1,500万円とか言っているのとは、レベルが違う。例えば、アメリカのクラッシックカー専門店のサイトに出ていたコレなんかは日本円換算で約3,500万円。それを知ってしまうと、Recreationで2,000万円くらいというのは、非常識な価格ではないのか。
でも、よくよく調べてみると高いのはBossの未改造オリジナルコンディションのやつで、改造したやつとかMach1だと、割と安い。
例えば、これなんかはMach1ですが、スーパーチャージャーが付けられていたり、現代の5速のトランスミッションが載せられていたりすると約400万円。グッと現実的なお値段になってきます。
だったら、Recreationよりも当時物の方がいい。それに個人的には69年式よりも70年式の顔の方が好み。リセールバリューなども考えてNumbers Matchで探すと、こういうのもある。約660万円。
この先、日本でも値段は上がっていくだろうし、近年は海外のバイヤーが日本にある輸入車のビンテージカーを買い付ける例も多いので、投機と趣味の両方を満たせる、こういうのがいいかもなぁ。
でも、オリジナルを保っている個体はイジれないから、やっぱりイジった個体の方がいいかも。