2018年に向けて、PCを刷新しました。5年ぶり。もちろん、自作。
私は、今まで私用のデスクトップPCは、メーカー製を購入したことがありません。インテル486の時代から、すべて自作してきました。
自作PCにも流行りがあって、久しぶりにパーツ情報を収集したら、今は光モノが大流行中でした。特に光らせることに興味があったわけではないのですが、普通に流通しているのが光モノ対応ばかりなので、私のPCも自然と光モノになりました。
まずはパーツの紹介
- CPU: Intel Core-i7 8700K
- MB: msi Z370 PC Pro
- メモリ: Crucial Ballistix DDR-4 2666MHz 8GBx4
- SSD: Samsung 960EVO M.2 Type2280 NVMe1.2 500GB
- グラフィック: msi RADEON RX560 AERO ITX 4G OC
- 電源: 玄人志向 NEXT 500W
- CPUクーラー: Novonest 水冷一体型 240mm
- ケース: Cooler Master MasterBox Lite 5
光モノ以外に5年前と変わっていたのは、まず配線方法。マザーボードのバックパネルの裏を通すようになっていて、マザーボード上を配線が這うことがなくなり、見た目にとてもスッキリしています。これは光モノが良く見えるようにする配慮から生まれたのだと思いますが、ケース内のエアフローも良くなって好ましい。
それからCPUの水冷。配管、ラジエター、CPU冷却部が組み立て済みで、冷却水も封入済みになっているキットが結構安価で売っています。最初は空冷で十分だと思っていたのですが、空冷のCPUクーラー+ケースファン2個よりも、水冷キットを買う方が安かったので、水冷にしてみました。
最新のケースは、これらの光モノや配線方法、それに水冷ラジエターの設置などにも対応していて難なく組めました。例えば、ラジエターの固定ネジのピッチなどは、ちゃんとした規格があるわけでもないと思いますが、デファクト・スタンダード的に決まっているようです。クルマと違って、どんなパーツも加工なしで付くのが良いです。そして、こういったこだわりのパーツが見えるように、側板が透明アクリルになっているんですね。この辺りの作りが、DELLやHPといった出来合いのPCにはないところです。
写真右側がCPUを水冷しているラジエター。ファンはケース前面から押し込みにしてみました。中央の左よりで四角く光っているのがCPU冷却部。ここにウォーターポンプも内蔵されています。このマザーボードには水冷ポンプ専用の端子があります。普通に使っている分には、とても静か。わざとCPU負荷をかけるとラジエターのファンの音が多少聞こえてくるレベルですが、気になる程ではありません。
パーツ構成を見ると、CPUやSSDはハイエンドゲーム機に使われるものなのに、グラフィックが貧弱で、バランスを欠いています。実は、このPCはある目的のために組みました。それに必要だったのは、大きなデスクトップ領域。画素数で言うと、5,760×2160。画面構成はこうなっています。
49インチの4Kモニタに23.8インチのフルHDモニタが二つ。オンボードのグラフッィクだと、この解像度を60Hzで駆動できないので、グラフィックボードを追加したわけですが、ゲームが目的ではないので、高性能なGPUは必要ありません。ちなみに、一番右のモニタは今まで使っていた27インチのWQHD解像度。
それにしても、4KもフルHDも一昔前では想像できなかったほど安い。4Kモニタですら、27インチのWQHDモニタを買った値段よりも安いので、びっくりです。
ゲームPCではないので、お約束のベンチマークテストはしませんが、信頼性が重要なので、Prime95を走らせて高負荷テストを実施。CPUが自動で4.4GHzまでオーバークロックして72℃で安定。凄いな水冷。
そのまま6時間ほど素数の計算をさせても、温度は安定しているしエラーも発生しないので、オーバークロックを解除して、完成。
この記事は、このPCで書いています。
ところで、pdfをAcrobat readerで開くと、なぜか夜間モードになってしまう現象に苦戦中。なぜだ。