鈴鹿 Sound of Engine 2017

チームクルーとして参加してきました。
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うちのチームはPorsche 962Cを2台。
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それとFord GT Mk.IIB。
一般的にはFord GT40と呼ばれますが、正式な車名はFord GTなのです。
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事前に整備はしていたものの、走れる機会がほとんどないクルマなので、トラブルも出ます。
急遽、群馬から部品を持ってきてもらったり、2台ある962Cで部品を入れ替えたり、ピット内では様々なドラマが展開されていました。
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作業の合間に、他のクルマも観察。
LOLA T70 Mk.3Bってやつですかね。シボレーのスモール・ブロックを載せているそうです。
年代的にGT40とガッツリ被りますね。
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Porsche 907
同じく60年代後半のスポーツ・プロトタイプ。Ford GTやLOLAがハイパワーなアメリカンV8を積んでいたのに対して、これはPorscheの2L前後のエンジンを積んでいたので、パワー不足だったであろうと思いますが、成績はなかなか優秀だったみたいですね。
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まあ、どのメーカのクルマでも、この時代のスポーツ・プロトタイプやCan-Amカーが、一番「レーシングカー」という感じがしてカッコいい。

最近のレーシングカーの中では、群を抜いてカッコいいなぁと思っているのはDallaraのGC21。GCマシンは、フォーミュラーにカウルを被せた作りになっているので、ベースとなるフォーミュラーカーのノーズが長くなったことで、GCカーも必然的に前が長くなって、カッコいいです。
このクルマは、よくイベントで見かけます。90年代の終わりころ、走るレースがなくなったGCカーはほとんど放置車両と化していてクズ同然の値段で買うことが出来ましたが、今はレースが無くなってもそれなりに高額らしい。安ければ1台買ったのに。
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あとは懐かしのF1。
21世紀になってからのF1は、どこのマシンもみな同じに見えてしまって、カラーリングだけで区別すするような感じですが(マニアは細部の違いでわかるらしいですが)、70年代のF1はシャシーメーカの様々な試みで、それぞれ個性的な形になっているのが面白かったです。まあ、エンジンは皆DFVですけど。
今回は、ヨーロッパで行われているMasters Formulaシリーズのマシンが参加しているということで、他のイベントでも観たことがないマシンを観ることが出来ました。
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962Cを整備してくれている人の中には、SUPER GTの現役のレースエンジニアの人もいるので、そういう人の作業を手伝うことは、色々と勉強になります。会話の中で、貴重なコツを教えてくれることもあって、自分のクルマの整備のテクニックとして試してみようと思います。