PSVR

これまでに何度かPSVRの購入に関して記事にしていますが、実は今年の6月に正規の販売店からの購入に成功していました。それなのに、なぜそれを記事にしなかったのかというと、私は体質的にVRガダメだということが分かって、ガッカリしていたからなのです。
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ゲームの中で自分が移動するのがダメなんです。あっという間に酔って強い吐き気に襲われます。
PSVRを買うとDRIVERCLUBというレースゲームのデモ版をプレイできます。クルマに乗り込んだところまでは、そのリアル感、臨場感に関心していたのですが、クルマをスタートした瞬間に軽い違和感を感じたのち、最初のコーナーのプレーキングで強い違和感、そしてコーナーを曲がった瞬間に体を持って行かれる感覚と強烈な吐き気。次のコーナーを曲がったところで、がまんできなくなってゴーグルを外しました。
その後、何度かトライするものの、一周を楽しく走り切ることができません。気持ち悪いのを我慢しながら走ることしかできません。楽しいゲームのはずなのに、ガマンって・・・

多分、視覚情報では移動しているのに、三半規管からは止まっている情報が出ていることで、脳が混乱して酔うのだと思います。よくVRの開発記事で取り上げられている映像遅延ではありません。人体の脳側の情報処理の混乱が原因ですから、どんなにVRの開発が進んでもこの酔いは発生すると思います。

自分が移動しないゲームは大丈夫です。例えば、「初音ミクのフューチャーライブ」や「サマーレッスン」は、気持ち悪くはなりません。
でも、「バイオハザード」は徒歩移動の時点でダメです。せっかく購入したグロテスクバージョンですが、館に入る事すらできず。本来、ゲームのシーンで気持ち悪くなるべきですが、私の場合は徒歩移動で気持ち悪くなっています。

そんなわけで、PSVRを買ったものの、楽しくプレイ出来ていなかったので、これまで記事にしていませんでした。

そして今日、K4-GPのチームのメンバーが遊びに来て、DRIVERCLUBをやってもらったのですが。
なんと、5人中5人全員が、気持ち悪くなっていました。個人差があって、最初のコーナーで「うわぁ、ダメだぁ。」と叫びながらゴーグルを外す人もいれば、3周回ってゴールまで進められて、気持ち悪いけど、慣れることが出来そうだという人もいます。

PSVRに酔ってしまうのは自分だけではありませんでした。
これ、もしかしたらクルマの運転経験値が高い人ほど、慣れるのに時間がかかるのではないかと思います。クルマの運転経験から、こういう視覚情報からクルマはこう動いているはずだという脳の意識があって、それに対して三半規管がその通りの情報を送ってこないわけですから。よってクルマを運転した経験がなければ、あっさりと慣れるのではないでしょうか?
頑張れば少しずつ慣れていくような気もしますが、慣れるまで頑張れるかというと、結構微妙な感じです。

先日、グランツーリスモSPORTが発売されて、PSVRでこの酔いの問題に直面している人も多いようです。私はグランツーリスモはやりませんが、来年発売されるエースコンバットは楽しみにしていて、それまでに酔いを克服できるかどうか。