MSDがオーバーヒートで止まってしまう問題は、最優先で対策します。これから涼しくなって、趣味車のドライブに良い季節になるのに、これを逃したくはありません。
まず、MSDは室内に移設します。オーバーヒート対策としては、これしかないのですが、さらに安心を得るために点火システムの二重化をします。
そのために、早速アメリカに部品を発注しました。
この中で、二重化の肝となるパーツが、
MSD-8210: MSD Automatic Coil Selector
です。こういうパーツ。
こうやって使います。
デスビからの点火信号を二つのMSDに分けて、それぞれに点火コイルをつなげます。中央のスイッチで12Vを供給されている側のMSDが動作して、それに繋がっているコイルをON/OFFします。そして、Automatic Coil Selectorが、動作している側からの点火電圧をデスビに流すシステムです。こうすることで、運転席のスイッチで二つの点火システムを切り替えられます。これがあれば、MSDが死んでも予備に切り替えて走行を続けられるというわけ。
室内設置によるオーバーヒート対策に加えて、二重化することで、点火系に関しては万全です。本当は、NASCARのようにデュアル・ピックアップに出来ればさらに安心なのですが、このクルマは選択できるデスビが限られていて、デュアル・ピックアップのデスビが選べません。
GT40は、燃料ポンプも二つ付いていて、任意に切り替えられるようになっていてるので、これで止まる要素はかなり減らせたはず。大体、クルマのエンジンが止まるのは点火系の故障か燃料ポンプの故障。それ以外は、調子悪いけど走ることはできますからね。