キャブレターからのバックファイヤで割れてしまったエンジンフードのガラス(正確にはポリカーボネート)を交換しました。私の嫌いなセルフタッピングネジが使われていたので、今回はウェルナットを使いました。ウェルナットを使うと、ゴムで当たるようになるので、割れにくくなるでしょう。ネジの方にもナイロン・ワッシャを入れて、金属が直接当たらないようにしました。
ただし、割れる直接の原因はキャブレターからのバックファイヤです。特に冷間始動時に酷くて、炎が見える場合もあります。アクセルオフの時にもパンパンとアフターファイヤもするので、一般的にはガスが薄すぎると思われます。
プラグを外してみました。左下が1番。
無負荷で回しているので、インシュレータにカーボンが堆積しているのは仕方ないとして、接地電極に注目すると、白くなっているので、やはり薄いと思われます。特に3番、4番、7番。実際、エンジン始動時に、ルームミラーを見ていると、バックファイヤを起こしているのも、これらの気筒の頻度が高い。
とりあえず、アイドルミクスチャ・スクリューを1/8ほど緩めてみました。エンジンは結構敏感に反応して、少しアイドリング回転数が落ちました。同時に、バックファイヤもアフターファイヤも、しなくなりました。とりあえず、これで様子見。実際には、走ってみないとわかりません。
プラグを外した時に気が付いたんですが、プラグにワッシャーが入れてなかったのですが、要らないの? よくみると、座面がテーパーになっているけど、ワッシャーを入れないタイプってことなんでしょうか?
いずれにせよ、冷間時は、エンジンフードを開けてエンジン始動するのが安全でしょう。どうせ、始業点検はするので、特に面倒ではないです。
次に、まったく冷えないエアコンのチェック。
スイッチを入れても、コンプレッサーのクラッチがONになりません。レシーバー・タンクのところに付いているプレッシャー・スイッチがOFFのままです。ということは、ガスがない。
ガスを補充するポートが見えるところにないので、リフトで上げて探したら、コンプレッサーのところに下向きに付いていました。
あー、これ。R-12という古いタイプの冷媒を使うやつだ。
ポートの表記がSとDになっていて、どっちが低圧側なのかわからなかったので、ネットで調べたら
S: Suction 低圧側
D: Discharge 高圧側
だそうです。
こういう情報って、日本語では全然出て来なくて、英語で検索すればたくさん出てきます。いかに日本人は、自分でクルマをいじらないか、ということを実感させられますね。
とは言うものの、実は私もエアコンに手を付けたことはないのです。だって、今まで所有したライトウェイトの趣味車は、エアコンどころかヒーターも付いていないのばかりだったので、いじる機会がありませんでした。コルベットとかZ4は、エアコン壊れないし。
だから、原理や構造を知っていても、作業の実務的なところは知りません。エアコンは使っていないと冷媒の中に入っているオイルが循環しなくて、シールがダメになるそうなので、多分継手のシールなどを交換する必要があるのだろうけど。うーむ・・・
というわけで、タワーミーティングにはエアコン無しで行くことになりそうですが、このクルマは窓がほとんど開かないので、あまり気温が高いと熱中症になる可能性が高い。タワーミーティングでお披露目できるかどうかは、当日の気温次第ということになりそうです。
ところで、サンデンのサービスマニュアルによると、このコンプレッサーは、こういう向きに付けてはいけないと書かれているのですが、大丈夫なんだろうか。