GTD40 デスビ交換苦戦中

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デスビのローターの電極が吹っ飛んで、エンジンがかからなくなったGTD。デスビの仕様が不明なので、ローターだけ入手することができず、せっかくなのでMSDのデスビを購入しました。
デスビ交換は、通常であれば簡単な作業なのですが、予想外に苦戦しています。

左: もともと付いていたデスビ (ローター電極破損)
中: 今回購入したMSDのデスビ (新品)
右: 通常のFord302用のデスビ (中古)
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実は、3つともデスビの直径が違います。左が一番小さくて、右が一番大きい。面倒なことになっているのは、この直径差によるものです。

なぜなら。真ん中と右のデスビは、インマニのヒーター用のウォーターネックに当たって入りません。新しく購入したMSDのデスビはSmall Capという仕様で、通常のデスビよりも直径が5/8インチ小さい特別仕様なのですが、それでも入りません。
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当初は、MSDのデスビを削ってしまおうと考えたのですが、結構ガッツリと当たっていて、逃げを削ったらデスビ本体に穴が開いてしまうので、削る案は却下。
このインマニには、ヒーター用のウォーターネックとは別に、水温計のセンダーの穴があります。水温計のセンダーの方が小さいので、ウォーターネックと入れ替えてみることにしました。

これが、ウォーターネックとセンダーを外した写真。
ここまで来るのも結構大変で、まず冷却水を抜いて、キャブを一基、ずらさなければなりませんでした。
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水温計のセンダーの方が小さいので、水温計とヒーター・ウォーターネックを入れ替えたら、当たらないだろうと思ったのですが。
実際に入れ替えて、MSDのデスビを挿してみると。残念。ギリギリで当たっています。
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考えた末、ヒーター・ウォーターネック用の穴はプラグで塞いで、右側にある1/2”の水温計センダーが挿されていた穴からティーで分岐してヒーター用のクーラントを取りだすことにします。
で、例によってインマニのこれらの穴はNPTの1/2”と3/8”。一方、ヒーター用ホースはAN10のエコノフィッティング。水温センダーは、PT3/8”。またしても、継手規格の混在です。私にとって、継手は本当に鬼門みたいです。いつも悩まされています。
これらを接続するために、変換アダプタなどを注文しましたが、いつものアメリカのショップは在庫がなく、キノクニに注文したので継手だけで1万円を超えてしまいました。アメリカから買えば送料を入れても半額以下になりますが、出荷が6/13だそうなので、そうすると日本着が6/20くらいになって、乗れるようになるのがとても先になってしまうので、仕方なく。

デスビの作業は、継手待ちになったので、バルブカバーの交換を先に進めることにしました。
まずは、今のバルブカバーを外してみました。エンジンの許容回転数がわりと高めなので、削り出しのローラーロッカーなんかが入っていることを期待したのですが、普通のスタンプのロッカーでした。残念。
でも、オイル管理などは悪くなかったようで、きれいな状態でした。
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以上、進捗報告でした。
もっと簡単に終わると思っていたのですが、6月のタワーミーティングに間に合うかどうか。

ビレットの