天気が良いので、庭で読書。でも読んでいる本が、Fordエンジン組み立ての解説書。
今度は、Small Blockにターゲットを絞った本。だんだん、FordのV8のことがわかってきました。
FordのSmall Blockには、色々とバリエーションがありますが、スポーツカー&レーシングカーのエンジンとして気にしておくのは、
289/302ブロック
これは、3.4in.ストローカーにして、347まで。
ただし、DARTブロックなどのアフターマーケットのラージボア対応ブロックを使うと、363までいける。
351WIndsorブロック
289/302ブロックと基本共通で、デッキハイトを高くして、ストロークで排気量を稼いでいる。
4.17in.ストローカーにして427まで。かの有名なフォードの427とかは、これらしい。アメ車のV8はショートストロークが基本ですが、Small Blockの場合408がイーブンで、それより大きい排気量はロングストロークになります。
これも、ラージボア対応ブロックを使うと、438とか出来るらしい。
351Cleavelandブロック
70年代の前半に少しだけ作られていたSmall Block。マスタングのトップグレードに搭載されていたこともあって、一部に熱狂的な信者がいるみたいですが、そもそも絶対数が少なくアフターマーケットパーツも選択肢が限られるので、チューニングエンジンとしては、無視してOK。
自分の嗜好としては、エンジンは少しでもコンパクトで軽く、そしてショートストロークが良いので、302ブロックのストローカーで347がいいかな、と思うのですが、ブロックの価格を調べると絶対数のせいか351Wをベースにする方が安い。
聞いてはいましたがアフターマーケット・パーツの選択肢が、シボレーに比べると圧倒的に少ないです。フォードエンジンはお金がかかるとか、パワーを出すならシボレーエンジンと言われるのは、この市場規模の違いによるものだと思われます。
それから、シボレーの場合は4ボルトメインのブロックが、比較的安価な価格帯からあるのに、フォードの場合は4ボルトのタイプが高価です。この辺も、競技用車両がシボレーを使う理由かもしれません。いままで、シボレーしか見てこなかったので、気が付きませんでした。