FORD V8エンジンのハウツー本をアメリカから購入。
私はシボレーV8は馴染みがあって、実際2基組んだこともあるので、基本的な知識はあるのですが、フォードV8の方はチンプンカンプンでした。
シボレーエンジンは、基本的にビッグブロックとスモールブロックの2種類。それぞれに、世代があって、LとかLSとかLTとかの名前が付きます。ただし、名前を使いまわしているので、80年代のLTと現在のLTは全然違ったりするのですが、まあその辺は慣れるとわかります。
一方、フォードの方は同じスモールブロックでも、ウィンザーとかクリーブランドとかが同時代にあったりして、よく違いがわかりません。もちろん、構造的な違いはわかるのですが、どう使い分けるのかがわかりませんでした。
というわけで、この本を購入しました。そのうち、組んでみたいと思います。
アメリカには、当然シボレー派とフォード派がいます。シボレーの方が安くて高性能とか、フォードの方が音がいいとか、主張はそれぞれにあります。
そういえば、シボレーV8は最新型でもOHVのままですが、フォードV8はDOHCだったりするんですよね。アメリカ在住時に通勤用にしていたフォード・サンダーバードが5LのV8でDOHCだったので、ちょっと驚いた記憶があります。
何度も書きますが、こういう本がいっぱい出版されているところが、日本とアメリカのクルマ文化の違いを物語っています。アメリカやイギリスでは自分でエンジンを組むための解説書が、山のように出ています。しかも、詳細なデータも載っていて、どうやったらエンジンの出力が向上するのか、多くの人の試行錯誤で得られたノウハウなども、惜しげもなく記載されています。
日本では、この手の本はほとんどないですし、あってもデータで語らず著者の経験則を載せているだけのものばかりです。
この本のように、チューニングの方法をまとめている本は、アメリカやイギリスばかりですね。特にエンジン関係の情報量は、シボレーとフォードのV8エンジンが群を抜いていると思います。