nasne1 戻る

一ヶ月ほど前に、2台あるnasneの1台が壊れたことは記事にしました。
色々と試した結果、何度もエラーとなりながらも、ファームウェアのアップデートをしたら、一応再生できるようになりました。ただし、30分に1~3回はエラーとなります。そこで、録画した分をなるべく視聴してから修理に出しました。

修理に出したのは今週の月曜日の夕方。そして戻ってきたのが今日。早いです。往復の輸送を含めて四日間で戻ってきました。

修理と言っても、実際には新品交換されるだけ。修理費用(新品交換費用)は10,260円。
500GBの最初期バージョンだったのが、1TBの現行バージョンに交換されました。
170323-01

私は、こういう修理対応は正しいと思います。
工業製品を生産するコストで一番高いのは人件費です。そして、量産品はなるべく人手がかからないように設計され、生産工程も工夫されます。その結果、知識がなく人件費の安い人が、すぐに品質良く組み立て作業に従事できるようになっています。
しかし、修理となると、そう簡単ではありません。故障を診断して修理箇所を特定し、修理方法を考えて実行する。ある程度の知識を持つ人、すなわち人件費が高い人が、ある程度の時間をかける必要があり、あっという間に修理コストは製品の価格を超えてしまいます。
ですから、このnasneのように問答無用で新品交換とするほうが、コストはかからないし、人手もかからないし、対応も早いのです。
情報を記録しておく機器なので、情報が失われてしまうというのは、持ち主にとっては悲劇ですが、デジタル機器の情報は何かのきっかけで簡単に失われてしまうものだ、という意識は、今ではかなり浸透しているので、ほとんどの人は納得してあきらめていると思います。

というわけで、早速新しいnasneを繋ぎました。
170323-02
nasneが3台に増えているのは、実は、修理に当たって、1台買い足したからです。
これまで、番組が3つ重なると、1つを諦めなければならなかったのですが、これで3つ重なっても大丈夫になりました。以前から買い足したいとは思っていたので、良いきっかけになりました。これで、当分は容量の残りを気にしなくても良さそうです。