今日は、こんな事を手伝ってきました。
GT40のシャシー計測。
私は20年ほど昔、三次元測定機の開発をしていました。もっと高精度の門型のタイプですが。
当時は、まだこのタイプのアーム型は、ほとんどオモチャ的な扱いでした。しかし最近は20μm程度の精度なら、十分に実用になるみたいです。まあ、20年も経てば、様変わりしますよね。
こっちは、トラッキング・レーザーを使ったタイプ。
20年前は、構造コンセプトはあったものの、まだ実用化されていませんでした。
自動車のシャシーの寸法レベルなら、十分な精度があって、なおかつ扱いやすいです。
トラッキング・レーザーのプローブ。スマホで操作できるようになっていました。
一式で5000万円くらいらしいです。門型の三次元測定機と比べると、構造は簡単だし部品点数も少ない。回転3軸しかないので、制御も簡単だし、利益率は良さそうだなぁ。
ところで、今日初めて知ったのですが、クルマの直行座標は進行方向をX軸、車幅方向をY軸に取るのが自動車業界の標準なのだそうです。
私は業界違いなので、進行方向をY軸にするのが自然だと思ってしまいます。会話の中で、X軸とY軸の使い分けに混乱しました。