ブースト制御のパラメータを勘で設定して、私の作業はここで一旦終了です。
サイレンサー無しでは、近所のミニサーキットでも走らせてもらえないので、次はサイレンサーとカウルなのですが、私には出来ない作業なので、一度オーナーの元に戻します。
オーナーの方では、カウルについて凄い計画をしているので、もうカドウェルの姿で見ることはないかもしれません。でも、新しいカウルについても期待大です。
3ヶ月くらいのつもりで始めましたが、予想外に作業量が多くて、結局10ヶ月かかってしまいました。人は自分の能力を過大評価しているので、実際にかかる時間は見積もりの3倍、という論文を読んだことがあるのですが、まさにそれが当てはまってしまいました。
カドウェルの作業をした日は、必ずブログに進捗を書いています。このブログの記録によれば、今日までに92件の記事を書いています。1日の作業量は1時間の日もあれば、6時間の日もあります。大体平均で2時間くらいだと思うので、作業時間としては約180時間。職業としてフルタイムで作業したとすると、1.5ヶ月くらいの期間になるでしょうか。550の時はエンジンのオーバーホールを含めて150時間くらいだったので、カドウェルの方がだいぶ時間がかかったことになります。コンピュータ制御であることと、ブレーキ・クラッチの油圧系統の継手に悩まされたのが、長くかかった理由だと思います。
でも、作業は楽しかったですし、色々と勉強になりました。まだ、完成状態ではないですが、続きはカウルの後で。
次は、550をインジェクション化しようかな、と思いましたが。あれは、久しぶりにキャブ車に乗りたくて買ったので、やっぱりキャブのままにしておこう。