カドウェルをいじっていたら、知り合いから
「コルベットのレーシングカーをいじるんだけど、ちょっと教えて」
と電話がかかってきたので、行ってみたらコレでした。
去年まで日本のGT300を走っていて、今年からD1に出る車両だそうです。
よく見ると、レース用コルベットのC6.Rではなくて、普通のコルベットをベースにレース用に改造されたものでした。
車内を見るとロールケージや補強などが追加されていますが、ダッシュボードやセンターコンソールの一部は残っています。
搭載されているエンジンもKATECH製ではなく、ノーマルエンジン・ベースみたいでした。カムやピストンは変えてあるのだと思いますが。
D1の車両規定では、幅は2mまで拡大可能だということで、2mまでタイヤを出すと、このようにはみ出します。タイヤがはみ出しているのは不可なので、これをカバーするカウルを作るそうです。
このボディは、この時点でフレアパネルが付いています。ストリート用なら、フレアはこの辺までにしておくのがバランス的に良いかと思いますが、競技ではそうも言ってられません。レギュレーションの中でもっとも有利な方向に持って行かないと。
この幅を収めるフレアパネルを何セットが作って売りたいと言ってました。出来上がったら、写真を載せるので、フレアパネルに興味があるC6オーナーは期待していてください。コルベットはフレーム構造なので、クォーターバネルはボルトオンで交換できます。改造申請も記載事項の変更だけなので、計算書などは必要なく簡単です。
タイヤは中国のWANLIが入っていました。フロントのタイヤのトレッドパターンがカッコいいです。まだ市販前らしいですが、市販されたらコレいいかも。
WANLIのホームページを調べてみたら、SR390というやつですね。サイズ表が見つからなかったので、適合するかどうか不明。ちなみに、上の写真のは275/35-19でした。DOT対応なので公道走行可です。D1ではタイヤのサイズはノーマルと同じでなくてはならないらしい。コルベットのフロンタイヤは、このサイズでノーマルです。
この工場では、今後WANLIのタイヤを売っていくそうです。これは、TRI-ACEという製品。価格表をもらいましたが、安かったです。トレッドパターンは微妙に違うけどNEOVAのバクリですね。意匠的に訴えられたりしないのだろうか。
ネットで検索したら、先日のAUTO SALONでお披露目されていた車両でした。