結局、助手席側のヘッドライト・ユニットも取り外しました。この方がモータを付ける作業が簡単になります。作業時間は増えますが。
外したところに、養生テープが貼ってありますが、あれは位置を再現するためです。ボディ側とヘッドライト・ユニット側にまたがるようにテープを貼って、境目をカッターで切ります。ヘッドライト・ユニットを取り付けるときには、カッターで切ったところが、一致するように取り付ければ、大体の位置は戻ります。
モータを取り付ける前に、ストッパー(アイボリー色のプラスチック部品)を逆向きにします。逆向きにすることで、新しい当たり面になります。写真では端が凹んでいるのが見えますが、あれが古い当たり面です。長年の使用によって、変形しているのです。
ストッパーは片側に4個所あります。以前に逆向きにしていたり、破損している場合は新品に交換します。Rodney Dickman’sでギアと一緒に購入可能です。
モータを取り付けます。
シルバーのボルトだけ長いです。シルバーのボルトの位置を間違えないようにしましょう。
T字の板は、補強用の部品です。補強が必要な気はしませんが、キットに同梱されていたので、指示通りに付けてみました。
ちなみに、運転席側だけ、スペーサー・ワッシャーを入れる指示があります。これはGMのService Bulletinで改良指示があったみたいです。すでに入っていたら、新たに追加する必要はありません。
あとは、元通りボディに組み込みます。テープの切断位置が一致するように取り付ければ、大幅に位置がずれて当たったり調整に手間取ることもないでしょう。
取り付け完了。ストッパーの当たり面が変わったので、ヘッドライト・ドアの位置調整が必要な場合があるかもしれません。
ギアが樹脂から真鍮になったことで、駆動時の音が大きくなりました。もしかすると、GMがギアを樹脂製から変更しないのは、この音を嫌ったのかもしれません。エンジンがかかっていない状態で動かすと、結構聞こえます。走行中であれば、ほとんど音は聞こえないだろうと思いますが。
最後に、光軸を調整して完了です。
作業時間は、初めての作業で左右合わせて4時間。難易度は、コルベットのプラグ交換よりは簡単。注意点は、ボディに傷をつけないように養生をすること。