朝立てた今日の計画。
午前中に550のマスターシリンダーを交換。
昼食後に試走。
そのあと、カドウェルの燃料配管製作。
しかし、本日は試走まで至らず・・・
上段がアメリカから届いた新しいマスターシリンダー。
下段が今までのもの。
日本で買うと2万円近くしますが、アメリカだと4000円くらいです。送料を入れても、アメリカから買う方が断然安い。ついでに、その他の消耗パーツなどを購入しておけば、かなりの節約。
新しいのは、Large Boreというタイプにしてみました。すなわち、シリンダー径が大きいタイプです。こうすると、踏力が必要になりますが、ペダルストロークは減ります。
外観上は、何も変わりません。ボア以外は同じものなので、あっさり付くと思ったのですが。
まずは、ブレーキランプスイッチや、不使用の穴のプラグを取り付けました。
実は、ここで最初の失敗。
ブレーキランプスイッチとプラグの位置が逆でした。私の記憶違い。ちゃんと写真を確かめれば良かった。おかげで、マスターシリンダーを車体に取り付ける段階で、他の部品と干渉することに気が付いて、付けなおすはめに。
そして、これが単純なボルトオン作業だと思いきや、何かごくわずかに形状が違うようで、素直に付きません。散々いろいろとやって、結局はドレメルでシャシー側をゴリゴリを加工しました。マスターシリンダーをシャシーの取り付けただけで、午前中終了。
午後は配管の接続を開始しましたが、ここでもまた、リザーブタンクからのホースが短くてうまく付かず。カドウェル用に買ったTiltonのマスターシリンダーの付属品で、リザーブタンクを別設置するキットが余っていたので、そのホースを流用して、リザーブタンクをホースを変更。
ブレーキ配管の接続が完了したのが、午後3時すぎ。
そしてエア抜きを開始したものの、いつまで経っても踏み代が出ません。2時間半ほど、色々な方法でエア抜きをがんばりましたが、スカスカです。肉体的にも精神的にも限界が来て、結局、解決できないまま、本日の作業は終了。
何度もガシガシとポンピングすると踏み代が出てくるので、やはりどこかに巨大なエア溜まりがあるみたいですが、どうしても抜けません。
もしかすると、クルマの姿勢が問題なのかもしれません。
今、クルマは前輪だけを持ち上げていてる状態。
マスターシリンダーの断面がこれ。
クルマの前が上がっていると、赤で囲んだ部分にエアが溜まるのではないだろうかと。
それに、プライマリーのプレッシャー・チャンバーの空気もセカンダリーピストンが前方に移動したときに、一緒に移動してしまい、配管に入ってくれないのではないかと。
あと、一般的にはリアブレーキから作業するので、そうしていましたが、この構造だと、まずはセカンダリー・チャンバーのエア抜きからやるないと、プライマリーの油圧が上がらないように思います。私の550の場合は、セカンダリーがフロントなので、フロントから作業するべきなのかも。
明日は、クルマを少し前下がりにして、フロント側から作業してみます。