クランクプーリー、外れました。
特注ベルハウジングは、一部が外せるようになっていて、そこを外してみたらフライホイールのリングギアが露出。マイナス・ドライバーを突っ込んで、固定することができました。フライホイールが固定できたら、固定ボルトはあっさり緩みました。
写真下側の歯抜けになっているところに、歯を追加してもらう予定です。
次にカムのインデックスですが、K6Aエンジンでカムを外すのは結構面倒で。
・カムを外すにはチェーンカバーを外す必要があり。
・チェーンカバーを外すにはウォーターポンプを外す必要があり。
・ウォーターポンプを外すにはサーモスタットケースを外す必要があり。
・サーモスタットケースを外すには、エンジンマウントを外す必要があり。
という具合で、かなりの部品を外さなければなりません。DOHCエンジンがOHVエンジンより優れているのは、カム交換が簡単ということだけだと、私は思っているのですが、このエンジンは、そのカム交換すらやたらと面倒です。
たかだかカムを外すのにエンジンマウントから外さなければならないのは、ウンザリだったので、エンジンにカムが載ったまま加工してみることにしました。
削り粉がエンジンに入らないように養生をしっかりやって、ディスク・グラインダーで削ってみました。
幸いなことに、ここには焼きが入っていないみたいで、削ることはそれほど大変ではありませんでした。ただ、あまり熱を加えたくなかったので、休み休み作業して、結構時間はかかりました。
結局、車載状態のまま、不要なカム・インデックスを削り飛ばすことが出来ました。
カム角検出に使われているのは写真左側のインテーク用カムだけです。右側の排気カムにもインテックスが付いていますが、これは何にも使われてません。おそらく、何かの部品を流用してる名残でしょう。
クランクインデックスの加工と同時に、ブレーキホースの製作も依頼する予定。カドウェル用としてパーツメーカが用意していることはないので、現品合わせで作ってもらうために、ホースを外しました。
ステンレス・メッシュのホースの欠点は、外観から傷み具合が判断できないこと。このブレーキホースが、最後に交換された時期が不明なので、念のため新品にします。エンジンは故障してもクルマが走らなくなるだけですが、ブレーキは故障すると事故に直結するので、慎重になるべきです。