[Cadwell] 車載でMOTECの起動を確認

キルスイッチの配線用の抵抗や端子は発注しました。
すぐにエンジンを始動するわけではないので、キルスイッチの配線は、とりあえず動作可能なようにしました。
改めて短絡チェックをして問題がないことを確認したので、次はバッテリー充電器による電源供給を行います。なぜバッテリー充電器を使うのかというと、バッテリー充電器は流せる電流が小さいから。せいぜい2A程度だし、ブレーカーも付いています。本当のバッテリーは、万が一ショートしていると、大電流が流れて火が出る可能性があるからです。

バッテリー充電器でリレーの動作などを確認したあと、いよいよバッテリーの接続。毎度のことですが、バッテリーの接続は一番緊張します。接続前に何度でも確認します。
そして、まあ当然ですが、火花が散ったり配線が燃えたりすることもなく、各部に正しく電圧が来ていて、スイッチの動作も正しいことを確認しした後、ついにMOTECを接続しました。

MOTECは動作が見えないので、予めPCを繋いでおきます。
そして、スイッチON。
来た。PCソフトがMOTECを認識。起動を確認しました。
160719-01

そのままセンサ・チェックに進みます。
160719-02
各部電圧正常。
スロットル・ポジションは全閉で9.5%、全開で98%。微調整は必要ですが、まあ正常。
MAPは51.5kPa。正常値の約半分の値になっていますが、これは設定の変更で対処できます。おそらくデフォルトはNA用の設定なのでしょう。
エンジン温度は31.1℃、空気温度は31.8℃。まだ冷却水を入れていないので、エンジン温度はこれで正常。ガレージ内の気温が31℃であることから、値も大体合っているみたいです。

次は、クランク角センサとカムセンサ。普通なら、オシロスコープが必要ですが、MOTECの場合、ソフトウェアが波形を表示してくれます。
まずは、クランクを手で回してみました。
160719-03
クランクもカムも、何か波形が出ています。とりあえず、一安心。波形が出ていなかったらやっかいですが、波形が観測できるなら、あとは設定でなんとかできます。手で回していると、時々20rpmと表示するので、まあ大体読めているみたいです。

とりあえず、今日はここまで。
明日はオイルを入れて、セルモータで回して、カムとクランクの信号が正しい設定になっているかどうか、確認します。