私は、Cadwellの電気系を二つの系統に分けた設計をしました。一つはライトやウィンカー、各種電装やバッテリーを含むシャシー電気系。もう一つはMOTECを中心としたECU電気系です。これまで、この二つの系統にはまったく接点がなかったのですが、今日、ECU電気系をシャシー電気系に接続して電源につながるようにしました。
接続には、防水コネクタを使います。
最近のくるまが、あまり故障しなくなったのは、防水コネクタの採用によるところが大きいです。昔のクルマは防水コネクタを使っていなかったので、年月が経つとコネクタの中の端子が腐食したりして接触不良を起こしていました。防水コネクタの採用によって、古くなってもあまり接触不良を起こさないようになったのです。
それと、配線作業をするときには、手袋必須です。皮脂は腐食(錆)の原因になるので、年月を経た時の故障率に差が出ます。むき出しの線材や端子は素手で触らないようにしましょう。
ECU系の電源接続部分はここ。このコネクタの部分で、シャシー系とECU系が分離します。
シャシーのGNDはここ。
エンジンのGNDはここ。
ウォーターポンプのインレットのボルトに共締め。あまりいい場所とは思えないのですが、もともと使われていたらしいバッテリーのマイナス線が、ここまでの長さしかなかったもので。一応、テスターでエンジンブロックとの抵抗値を測定してみましたが、計測限界以下でした。ボルトでブロック側と繋がっているので、大丈夫だと思います。まあ、そのうち、もっと長いバッテリー線が入手できたら、ブロックに直接繋ぎます。
次回は、配線の最終チェックをしてから、バッテリーを繋いでみる予定。