バッテリーケーブルを正しい太さにして80Aのヒューズに交換。
エンジンにオイルを入れて、セルモータを回してみました。
Sync信号(カムセンサ)とRef信号(クランクセンサ)の信号をキャプチャしたのが、これ。
Ref信号は10°ピッチになっていて、クランク1回転のなかで2ピッチ分の歯抜けが2回出てきます。クランク1回転にかかる時間からセルモータのクランキング回転数を計算すると、403rpm。’Crank Ref Teeth’を36に設定したら、この回転数を示すようになりました。よしよし。
これだけだと、一体どこがTDCなのかわかりません。
JB23W-7(7型ジムニー)の整備解説書を見ていたら、コントローラ基準波形というのが載っていて、その中に点火信号、カム角センサ、クランク角センサの波形が記載されていました。それを拡大したのが下の図。
ch1 1番気筒の点火信号 / ch2 Sync信号 / ch3 Ref信号
となっています。このエンジン(K6A)のコイルは下図のようになっているので、ch1の立下りで点火となります。ドエル角はch1がHiになっている角度で、ch3の矩形波の数を数えるとクランク角で20°です。あれ? ドエル角って、クランク角とカム角のどっちで言うんでしたっけ?
もうひとつ、整備解説書によればイニシャルの点火時期はBTDC5°ということなので、ch3の2回歯抜けになるところの2回目の立下り(赤い線の半ピッチ右)がTDCということになります。
すると、ch2のSync信号で2個短い間隔でHiになるところの1個目の立下りから、180°先が1番気筒のTDCになります。
というわけで、このエンジンのタイミングの仕組みは読み解けました。これをMOTECにどうやって設定するのか、勉強中。