今日はダムサンデーSportの日でしたが、先日のヨーロッパ旅行の帰りの飛行機で風邪をもらったらしく、金曜日の午後から体調が悪かったので、家でゆっくりしていました。
カドウェルの作業も進めたかったのですが、そういうわけで机上作業にしました。
Motecの配線ハーネスは入手済みなので、起動確認と通信確認をします。まあ、通信できないと、起動確認もできないわけですが。
Motecの配線ハーネスはご丁寧にも、線材の端部が剥いてあります。端部が剥いてあると、思わぬところでショートしてトラブルの元になるので、まずは端部を切り落とし。
このハーネスに関するドキュメントが見つからないので、ピンアサインから自分で辿って配線を分析。いくつかの配線は含まれておらずオプションになっているようです。
下図の赤丸のピンは配線が付いていませんでした。この中で必要なのは、B25,26のラムダ関係。これは前の配線に付いていたので、それを移植することにします。
A26は、スプライスで多数に分岐されていて、インジェクタやAuxの12V供給が、そのままできるようになっていました。
A26とA10に、ガラクタ箱の中から見つけ出した12VのACアダプタを繋げます。
通信はCANですが、専用のアダプタを介してUSBでPCと接続されます。写真下方にある白いUSBケーブルが挿してあるMotecのロゴの入ったやつが、それ。
電源をつないでPCのソフト(ECU Manager)を起動してみました。
すると、
「ECUのファームウェアが古くて、通信できないので、ファームウェアをアップグレードする。この操作は失敗する可能性があって、失敗すると修理に時間がかかる。レースの前日には、絶対にやらないこと。」
という意味の警告が数回表示されたのちに、アップグレードが開始されました。
アップグレードは無事に完了して、通信できました。
最初は何も入っていないので、とりあえずデフォルトの設定を転送。少なくとも、起動して通信・設定動作することは確認できました。