[Cadwell] シャシー配線作業 その3

バッテリー(+)→キルスイッチ→スターターの配線。クルマの一番基本の配線経路になります。
普通のクルマだと、バッテリー(+)→スターターですが、これはレーシングカーなのでキルスイッチが間に入ります。
ただ、バッテリー(+)をキルスイッチで遮断するだけでは、エンジンは止まりません。エンジン回転中はオルターネータが発電しているので、バッテリーを切っても電源が供給され続けるからです。時々、旧車で安物のキルスイッチを付けているものがそうなっているのを見ますが、それだとただのバッテリー保護スイッチ。
本物のキルスイッチはバッテリーのカットオフと同時に、このようにイグニッションへの電源供給も切る回路が付いています。
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カドウェルは、バッテリーの搭載位置が左側。キルスイッチが運転席右側なので、バッテリー配線が長いです。ハーネスキットのバッテリー線では長さが足りなかったので、元の配線をバラしてバッテリー線を取りだして流用しました。例によってビニールテープの糊でベトベトだったので、それを清掃するのが手間でした。作業としては、配線作業よりも古い線材を清掃している時間の方が長いです。
元の線材はバッテリーのプラス線に黒い線材を使っていました。AWG#3かな、これ。軽自動車のエンジンだから、これでいっか。