[550] 点火マップ再構築

なぜだか理由はわからないのですが、先々週あたりから2300rpm付近のバラつきが、あまり感じられなくなってきました。特に油温が80℃くらいまで上がると、ほとんど問題ないレベルです。
もしかして、今なら思いっきり遅らせている2300rpm付近の点火時期を早められるかもしれない。
そう思って、点火のベースマップを位置から作り直してみました。

先日作った3D表示できるSci-Labスクリプトを使います。

これが、実走で作り上げた今までの点火時期マップ。適当に作ったベースマップから、ノッキングしない領域を進めて、ノッキングする領域を遅らせたものです。このマップを作った時は、まだ3D表示のソフトを作っていなかったので結構凸凹が激しい。それに、負荷がかかっているときの2300rpmの遅らせ方が尋常ではない。
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これをにらみながら、新たに作ったベースマップ。ベースマップとは、実走でセッティングを出していくうえでの最初のマップです。これを基準に走りながら、点火時期を進めたり遅らせたりします。2300rpmは、あえて遅らせず、普通にしておきました。
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ちなみに差分も表示できます。
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このマップをインストールして、ミーティングに向かったわけですが。
なんか、全然普通に走るんですけど。あんなに悩んでいた2300rpmの谷は、どこへ行った?という感じ。まだ全体的に進角できそうな感じ。季節的なものなんだろうか・・・
そういえば、点火プラグは全然見ていない。インジェクションでプラチナやイリジウムの点火プラグを使っていると、点火プラグの点検ってほとんどしないから、忘れていた。