今日はZ4のワイパー交換とオイル交換をします。
ワイパーは純正品が一番という持論があるのですが、BMWの純正品は高いので、アフターマーケット品にします。AC DelcoにE89型Z4の設定がなかったので、BOSCH製にしました。
型番 運転席12-530C/助手席13-530A
オイルフィルターは、以前E85型のZ4に乗っていたときに、間違って購入したものが適合するので、それを使います。いつかヤフオクにでも出そうと思っていて、そのままになっていたのでした。持ってて良かった。
型番 11 42 7 566 327
ワイパー交換は、工具なしで誰にでも出来るようになっているので、手順は省きます。一点だけ注意事項。運転席側はクリップの向きが逆に付いてるので、箱から出してそのまま取り付けると、スポイラーの向きが逆になります。一度クリップを外して、逆向きに付けなおしました。おそらく左ハンドル用の設定になっているのだと思います。スポイラーが前になるのが正しい向きです。
このスポイラーですが、BMWの純正品に付いていのと比べると、かなり小さいし、形状も適当感があります。BMW純正品のスポイラーは取り外せるのですが、BOSCHに移植することはできませんでした。ちなみに、コルベットに付けているAC Delco製(すなわちGM純正品)とも比べてみましたが、BOSCHの方が断然安っぽいです。
しかし、ウィンドウォッシャーで拭きを試した結果は、問題なさそうでした。
次、オイル交換。
以前、上抜きで交換しようとしてディップスティックがないことに気づき、心が折れました。今日は最初から下抜きで覚悟したので、大丈夫。
Z4の整備情報は少ないらしく、Z4関連の昔の記事について、時々メールをもらうので、ちょっと詳しく書いておきます。オフラインのお友達で、乗っている人もいるしね。
まずジャッキアップ。Z4は中央部にジャッキアップポイントがないので、サイドのポイントで上げます。専用のジャッキパッドが市販されているので、それを使うのが良いと思いますが、私は木っ端をかませているだけです。
お約束ですが、下にもぐるので、必ずリジットラックをかけておきましょう。
車体中央のフロントアクスル線よりもちょっと後ろに、サービスホールの蓋があるので、それを外すとドレンプラグが見えます。17mmのレンチが適合します。
オイルを抜いている間に、オイルフィルターを交換します。
ここは専用工具を必要とします。まあ、ウォーターポンプ・プライヤーなどで外せるとは思いますが、傷でも付いているとカッコ悪いので、専用工具をお勧めします。この手のスポーツカーはエンジンを見せる機会も多いので、エンジンルームの見た目は良くしておかないとね。
フィルターレンチは86mmの16角が適合します。高級なダイキャスト製ではなく、写真のような鋼板製のもので十分です。1000円以下で購入できます。
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BMWはフィルター交換タイプです。ハウジング側に2個所、Oリングがあるので交換します。Oリングは交換用フィルターに付属しています。
BMWのフィルター交換タイプは作業が面倒なので好きではないのですが、交換用フィルターにドレンプラグのワッシャも同梱しているのは好感が持てます。意外とワッシャの入手って面倒なんですよ。
オイルフィルターの締め付けトルクは、フィルターハウジングに記載がある通り、25[Nm]です。締め付けのことを考えると、やっぱりウォーターポンプ・プライヤーでは無理ですね。
そうこうしているうちに、オイルも抜けたので、再び下にもぐって、新品のワッシャを組み付けたドレンプラグを取り付けます。こっちも締め付けトルクは25[Nm]です。慣れていない人は、必ずトルクレンチを使ってください。25[Nm]は、不安になるくらい緩いです。ここはアルミなので、強く締めると簡単にナメます。
オイルは5.8L入れました。整備のドキュメントには6~6.5Lとありますが、手持ちのオイルが5.8Lしかなかったので。ちなみに、オイルはコルベットに入れているMobil1です。節約のため20Lのペール缶で買っているので共用します。BMWは純正指定でCastrolみたいですが(キャップに書いてある)、まあどっちも一級品なので問題ないでしょ。
このエンジンにはオイルレベル・チェック用のディップスティックがないので、油量の確認は車載コンピュータで行います。この辺の操作はオーナーズ・マニュアルに記載があります。
次に、サービス・インターバルのリセットを行います。これはオーナーズ・マニュアルに記載がありません。
- キーを挿して、ブレーキを踏まずにスタートボタンを押す
- トリップメータのリセットボタンを押し続ける
- 三角形の枠にビックリマークが出ますが、さらに押し続ける
- すると、一見、元の表示に戻ったように見えたところで、リセットボタンを離す
- この状態でウィンカーレバーの上下選択スイッチでオイルのマークを表示させる
- BCボタン(ウィンカーレバーのスイッチ)を押すと下の写真のようにRESETと出る
- ここでもう一度BCボタンを押すとリセット完了。
車両情報を確認すると、ほら、オイル交換時期が2年後の2018年4月になっています。
ついでに、エアクリーナーもチェック。
このクルマの場合、エアクリーナは下から吸っているので、点検するのはエアクリーナーボックスの蓋を開けて出てくる面の裏面になります。
都会に住んでいると、あっという間に真っ黒になりますが、田舎ではこのように、あまり汚れません。交換の必要はないので、軽く叩いてホコリを落としたら元に戻します。
以上、本日のZ4メンテ終わり。
走行距離: 23,700km