JB23W-7型のエンジン制御入出力図。
今回、MoTecで扱う入出力は、赤で印を付けた部分です。
例えばISCバルブの制御はしません。レーシングカーなので、アイドリングの安定性などはどーでも良いからです。余計なものは制御せず、出来るだけシンプルにします。
WGV-VSVとABV-VSVはターボの制御です。
WGV-VSVはウェストゲートバルブ。これは制御必須。まあ機械式レギュレータを使うという昭和時代の手法もありますが、いくらシンプルにすると言っても、それではMoTecのm800の名が泣くでしょう。
ABV-VSVはブローオフバルブ。こっちは、例えば社外品の機械式に交換すれば、制御は不要になりますが(ターボ車でシフトアップの時に「プシュー」って音を出しているあれ)、これもせっかくのm800なのですから、制御を入れてみることにします。
実は、やっかいなのはジェネレータです。このクルマ、軽自動車のくせに、いっちょまえに充電制御などをしてやがります。たぶん燃費対策だと思います。ここは不勉強なので、どういう信号を入れるべきなのか、よくわかりません。だから、とりあえず後回しにしておきます。
MoTecのピンリストから、センサ電源として用意されているのは+8V、+5V、0Vがあります。
これらは、センサ電源として用意されているので、当然、安定化されているはずで、バッテリー電圧には左右されません。
それから、12V。これはバッテリー電圧そのものなので、安定化されていません。走行中に常に電圧が変動するので、センサには使えません。
これらのデータから、各センサと制御デバイスとMoTecとの結線を検討します。