某所にあるカドウェル。
私にとっては、懐かしいクルマです。ちょうど私がネオ・ヒストリック・レースをやっていた頃に、R&Dから発売されたネオ・ヒストリック・レース用の車両。
ネオ・ヒストリック用なので、カウルのデザインも60年代レーシングカー風になっていますが、製作・販売されたのは90年代の半ばです。 
ストロボの設定を失敗していて、写真の色味が古ぼけた感じになっていますが、正真正銘、今日撮ってきた写真。
実は、このカドウェルには軽自動車用のターボエンジンが搭載されています。
そう。K4-GP用に途中まで製作されたのですが、製作途中で頓挫してしまっています。 
これを走れるようにしたら、K4-GPに使って良いという申し出がありまして、今日は車両の状態を確認しに来たのでした。
機械系は、一番面倒なエンジンの換装が終わっている状態。FFエンジンの流用ではなく、ちゃんとヒューランドのレース用トランス・アクスルに、アダプター・ベルハウジングを製作して取り付けられています。
そういえば、ヒューランドのトランスアクスルって、最初は空冷VW用のトランスアクスルのケースを使っていたのですよね。もしかしたら、私の550に付いたりするんだろうか。 
残作業としては、補機類の取り付けや電気系の配線。
そういえば、このエンジンにはクランクプーリーがなかった気がするのですが、オルターネータとかどこで回しているんだろう。
レース用エンジンではなく、普通の乗用車のエンジンなので、排ガス対策のための配管やら配線が多すぎて、かなり面倒そう。ECUにMOTECを提供しているもらえる、ということなのですが、こりゃあ、一度エンジンをおろして、不要な配線・配管を見極める必要がありそうです。
パワーをちゃんと出すなら、インタークーラーも、この位置ではダメだろうし。
結構な作業量になりそうで、今年の夏までには終わりそうもないです。
預かって、1年くらいかけてコツコツとやっていくのもアリだと思いますが、最終的に借り物のクルマなので、情熱が持つがどうかが問題。
悩む・・・