コルベットのレーシングカーとしては、世代番号の後ろに「R」を付けたC5-RやC6.R、C7.Rが有名です。これらはLM-GTクラスでル・マンなどを走るGTレーシングカーです。
日本のスーパーGTのクルマより断然市販車寄りで、シャシーやエンジンも基本的には市販車と同じ構成になっていますが、それでもレース用として最初から作られたものです。
これとは別にアメリカには、World Challnge クラスというカテゴリーがあって、これは完全に市販車を改造してレーシングカーに仕立てたもの。
このビデオは、そのWorld Challenge クラスを走るC6のレーシングカーです。トランスミッションこそ、Holingerのシーケンシャル・ミッションになっていますが、エンジンはLS3だそうです。内装にも、市販車だった名残のダッシュボードなどがそのまま残っています。
ビデオの最初の頃は、結構のんびり走っていて、シャシーが良いからそう見えるのか、それとも所詮、市販車ベースのレーシングカーはこんなものかと思ったのですが、2周目くらいから走りが激変。LS3も改造すればこんなに小気味良く回るのかと、思いました。やっぱり、回した時のアメリカンV8の音は最高だなぁ。