ホイールのハブ・スタッドボルトが入手できたので、交換します。
英語圏も含めてネットで検索してみたのですが、スタッドに改造している人は、全ネジのM12ボルトを使っているだけで、ちゃんとしたフランジ付きのスタッドボルトを使っている事例は見つけられませんでした。というわけで、自分で考えてやってみるしかないようです。
まずは、ブレーキドラムを外します。ここのナットが固くって。インパクトレンチでしつこくやっても外れなかったので、SSTを使います。
エンジンのグランドナットを緩めるSSTに、ホイールのセンターベアリングのナットを緩めるための部品(ギアの付いているプレート)が付属しているのです。この工具は高価なので、買うときは少し悩みましたが、今となってはこんなに活躍している工具はありません。
ドラムが外れました。
ドラムを内側から観察します。
今回、ヘリサートごと抜けてしまったのが7時の位置のところ。9時のところにもヘリサートが入っていました。ここも過去になめてしまったのでしょう。2時の位置は、ボルトのネジ山が崩れかかっていたので、ボルトを逆さに入れて応急処置をした部分。
今回修理するのは、7時と2時のボルトです。
用意したスタッドボルトは3種類。
上からトヨタ用、マツダ用、ホンダ用です。どれもM12x1.5ですが、首下のスプライン径が異なります。トヨタは14.2mm、マツダは13.0mm、ホンダは12.3mm。どれが合うかわからなかったので、それぞれ1本ずつ買いました。ちなみに、アフターマーケットのロングスタッドです。
まず、ヘリサートごと抜けてしまったところですが、残ったヘリサートを抜いて、ボルトを挿してみると、マツダ用だったら、いい感じで入りそうでした。ただし、フランジ部分が大きくて、干渉していたので、フランジの一部を削り飛ばしました。
これで、ホイールナットを使って引き込みました。うまくいきました。
次は、M12のネジ山が残っている個所。
ここはホンダのスプライン径12.3mmがちょうど良い思いますが、ネジ山が邪魔なので、スプラインの下の部分のネジ山を削り飛ばしました。グラインダで削ったので、イマイチです。
しかし、目論見どおり、12.3mmのスプラインがM12の雌ネジに食い込んで、きちんとスタッドになりました。
元通りにドラムを戻します。交換したスタッドボルトは、こんな感じ。
ヘリサートの入っていた個所のもの。
M12が崩れかかった個所に入れた改造スタッド。
これらはフランジ付きなので、M12の全ネシを入れたのとちがって、しっかりしたトルクをかけられます。特にホンダのスプライン径12.3mmのやつは少し加工すれば、ネジが崩れていないところにも使えるので、お勧めです。
これで懸念点だったハブ・スタッドボルトも解決。
明日は第一日曜日なので、久しぶりにダムサンデーSportに行こうと思います。550で行くかコルベットで行くかは、明日の朝の気温次第。
ダムサンデーSportは、車種不問、スポーツカーならなんでもOK。勝手に集合、勝手に解散です。大体9時くらいから集まり始めて、お昼には皆さん帰られます。
どなたでも歓迎です。自慢の愛車でお越しください。
場所は群馬県草木湖畔。みかげはら展望地になります。ダムの展望台とは違うので、気を付けてください。ダムの展望台はオートバイの人たちが集まっています。