550 Spyder シート修正

今日は、タワーミーティングの日でしたが、雨だったのでガレージで550Spyderの作業。
前から気になっていたシートの見栄えを整えました。

作業前のシートはこんな外観。
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オープンカーにとってシートは見栄えを左右する重要な要素です。必ず見られますから、どんなにボディが綺麗でも、このようにシートにしわがよっていたり傷が入っていたりするだけで、完成度が下がります。
シートは、張替えをしてくれる業者があるので、そういうところに出せば綺麗に仕上がるのですが、それなりに費用がかかります。今は、その予算を用意していないので、とりあえず自分でなんとか出来る範囲で見栄えをよくしてみます。

シートをクルマから降ろして、座面を外し、カバーをはがしてみました。
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中のウレタンフォームがつぶれて変形してしまっています。多分、雨中走行などをして水を吸ったのかな。そして変形したまま乾かしたとか、そういうことかもしれません。この手のクルマの場合、新車時販売価格はそんなに高くなかったので、シートポジションをあわせるために、アンコ抜きをされている場合も多いのですが、今回の場合はたんなる変形でした。

シート業者では、新しくウレタンフォームを切り出すのだと思いますが、私にはそういう技術がないので、つぶれて薄くなった部分に、ウレタンフォームの板を追加します。
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再度カバーを被せて、しわがよらないようにピンと張ってカバーを固定します。元はステープルで木板に固定されていましたが、タッカーを持っていないので木ネジで固定してみました。
それと、助手席と運転席の座面を入れ替えておくのは中古車の基本テクニック。助手席と運転席で座面が共通の場合にしか使えませんが、運転席の方が劣化が激しいので、入れ替えると座り心地が改善されることが多いのです。

仕上がり。追加したウレタンフォームが少し段になってしまいましたが、前よりだいぶマシになりました。私の技量と手持ちの材料では、この辺が限界です。
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見せるときには、このようにシートベルトで段差が隠れるので、とりあえずは満足です。
今年の冬のレストアテーマは、色やデザインの変更も含めて、シート業者に出すことにしようかな。内装もきちっとやったらカッコいいだろうなぁ。考えるだけでも楽しいし。
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ところで、これはシートを外した床面。
550Spyderはアルミの1枚板です。この板にシートが固定されているので、シートの固定剛性が低く、シャシー剛性がより低く感じられてしまいます。フレームを追加してフレームにシートレールを固定できれば、それだけで大幅剛性感アップです。
それと、前に乗っていたルノー・スポール・スピダーの場合、ここにはアルミのハニカム材が使われていました。このタイプのフレーム構造では、ここの板材の剛性が、シャシー剛性に結構効きます。ハニカム材を使うだけの厚み余裕はないので、今の板材と同厚のCFRP板に替えてみるのは良いのではないかと思います。この大きさの市販のCFRP板材はないと思うので、作ってもらうことになると思いますが、今度、見積もりだけでもとってみるかな。
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