新足車が納車となりました。
スバル・レヴォーグ 1.6GT Eyesight Proud Edition
と、その前に。
レヴォーグの向こう側に写っているマーチは何かと言うと、Z4の代車です。キーが抜けなくなってしまい、今朝、BMWに修理に出したのです。キースロットの不良ということでした。交換作業は1~2時間程度だそうなのですが、部品がドイツから取り寄せのため2週間かかるということで、代車を出してもらいました。最初は立派なセダンを用意してくれたのですが、妻が運転するには大きすぎるので、小さい国産車が良いとお願いして、わざわざマーチにしてもらいました。
あまりこういうクルマは乗ったことがなかったのですが。実用的には確かに十分です。しかし、これに乗っていると、クルマは楽しいものだとは思えるようにならないでしょうね。いえ、文句ではないです。ただの感想です。
そして、レヴォーグに話しを戻します。
一応、納車記念に計器盤を撮っておきました。走行距離16kmです。ディーラーで受け取ったときは7kmでした。完成検査と移動でこれだけしか走っていないのに、客に渡しちゃうのか。ふーん。って思いました。私としては、100kmくらい走って初期不良がないことを確認してから受け取りたいものですが、そう考えるのは私が製造業に関わっている工学系だからなのかもしれません。
ちなみに550Spyderはエンジンを組んでから300km走りましたが、まだ不安です。
そういえば、レヴォーグと550Spyderは共に水平対向4気筒ですが、レヴォーグは1.6LのDOHCでMAX6000rpm、550Spyderは2.0LのOHVでMAX7000rom。ちょっとクルマの知識がある人は、DOHCは高回転型、OHVは回らないって思い込んでいますが、実はバルブの駆動形式なんてのは、エンジンの最高回転数にあまり関係ないのです。コルベットも5.7Lで7000rpm回るしね。エンジンの最高回転数はカムとボア×ストロークの関係です。
レヴォーグの売れ筋は1.6GT-Sだと聞いています。ビルシュタインのショックアブソーバを入れたスポーティーなグレードです。しかし私は、あえてSなしの、ただのGTです。試乗はGTとGT-Sの両方をしたのですが、GT-Sは無駄にサスペンションが硬かったのです。スポーツワゴンということなので、求められているキャラクタはGT-Sの方なのだと思いますが、スポーツを求めるなら、本格派のやつがうちには複数いるので、足車はあえて乗り心地の良いほうにしました。ディーラーから家までの道のりで、選択は正解だったと思いました。いつもの道で、コルベットやZ4だとガツンガツンとくる路面のわずかな段差が、このクルマだとタタンと軽く通過します。私の用途を考えると、こちらの方が断然好ましいです。
実は、今回のレヴォーグ購入は、私のこれまでの22年間にわたる自動車生活のなかで、かなり異質な購入の仕方でした。趣味車の場合は、まず欲しいクルマが先にあって、そのクルマのことを調べていくうちに、どんどん欲しくなって、その結果として購入へと至ります。足車の場合は、もっと全然適当で、なんとなくこれ、と思ったやつをよく調べもせずに買ってました。要するに、車種を比較して選ぶということをしたことがありませんでした。
しかし、今回のレヴォーグ購入にあたっては、初めて比較検討をしたのです。カタログやネットのデータを収集し、レビューやテスト記事を読んで、ディーラーに行って試乗して。おそらく、普通はこうやってクルマを決めるのだろうな、と思いました。
決め手は、やはりEyesightでした。国産車であることと、ブリクラッシュ・セーフティの性能を重視したのですが、どう比較してもスバルが圧倒的にポイントが高かったです。前にも記事にしましたが、プリクラッシュ・セーフティーは、どのクルマも装備されていますが、その性能差はかなりあって、驚きでした。実は、クルマ選びを始めるまでは、スバルどころか、ほとんどのクルマの名前を知りませんでした。どれも同じだと思い込んでいたのです。でも、比較してみると、意外と特徴差はあるものだとわかりました。クルマの比較検討。たぶんもう二度とすることはないと思いますが、良い勉強になりました。
一応、このクルマは定年まで乗り続けるつもりです。まあ、普通に乗っていれば問題なく走りきるでしょう。定年になったら年金生活なので新車購入なんていうのはとても無理だし、趣味車は特殊性が高すぎて新車購入はないだろうし。ということで、これが人生最後の新車であろう、という覚悟でいます。
ああ、老いるのはなんと早いことか。