バイザーの不思議

足車を買い替えようかと思って、いろいろなクルマを見て回っているうちに、気になったことがあります。

これ。バイザーというやつ。
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これ、なぜみんな付けているの?
このことに気がついてから、道を走っているクルマを観察してみると、スポーツカーを除くほぼ99%のクルマが付けています。
このバイザーは、まだクルマにエアコンが付いていなかった時代は有効な装備でした。雨の日は窓が曇らないように、少しだけ窓を開けて走行するのです。雨は入らないけど空気は流れてきて、曇りを多少は緩和できました。しかし、今のクルマはエアコン装着率100%。雨の日にちょっとだけ窓を開けておく必要なんかありません。
あと考えられるのはタバコを吸う人には有効かもしれないと思いますが、今の世の中、こんなにたくさんクルマの中でタバコを吸う人がいるとはとても思えず。まったく意味不明の装備です。

そして、自動車メーカは、このバイザーは無いものとしてクルマをデザインしています。その証拠にクルマのカタログを見ると、バイザーが装着されている写真は載っていません。
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載っているのは、オプションカタログの写真だけです。
まあ、たまには付けている人がいてもおかしくはないですが、これだけ高い装着率というのは不思議です。
私の好みとしては、バイザーはカッコ悪いし何の意味もないと思うのですが。いったい、なぜみんな付けているのだろう。