昨夜、グランドナットを規定値以上で締めておこうと風呂に入りながら決めたので、今日はまずクラッチを外して、グランドナットも一度外してネジ山清掃、ネジロックを塗布してから500Nmで締め付けました。理屈の上では、5L超以上のエンジンの最大トルクに等しいので、このボルトに直接エンジンの力が加わっても緩まないはず。まあ、衝撃荷重とかを考慮すると、実はそうでもないのですが。
それにしても、やっぱりこれって設計者がバカだよね。設計者はDr.ポルシェだっけ?色々と功績のある人なのだろうけど、ダメなものはダメと言っておかないとね。これは回転物でやっちゃいけない設計の典型例です。
さて、エンジンを積んじゃいますか。
積みました。
降ろすのもそうでしたが、積むのも2回目になると試行錯誤することがなくなるので、早いです。
そのまま、排気管とかキャブレターとかオルターネータを積んで、搭載作業を含めて3時間ほどで組み立て完了しました。
次があるときは、さらなるタイム短縮を狙えると思います。いや、これで終わりにしたいのですが。
さて、再起動実験#2です。
現代車からみれば長めのクランキングの後に、あっさり始動。この手のキャブレター車としては始動性は良いですが、ブレーキペダルを踏みながらボタンを押すだけで始動する現代車しか乗ったことのない人には始動できないでしょう。そういうところが、キャブレター車の醍醐味ですね。
問題の異音は解消してます。やはり、グランドナットが緩んでフライホイールがベルハウジンクと当たっていたのが異音の原因でした。
しかし、油圧の不安定は解消していませんでした。軽く回転を上げると5barくらいまで上がりますが、その後、油圧はゼロになります。そこで一度アイドリングまで回転を落としてから、再度回転を上げると、やはり油圧は上昇するものの、そのままを保ちません。ちなみに、油圧の単位をbarで書いているのは、台湾製の油圧計の表示値がPaではなくてbar表示だからです。これ、ダメでしょ。
それはともかく・・・
困った。原因がわかりません。エアが抜けていないのかも、と2kmほど家の周りを走ってみましたが、状況に変化なし。調子よく走っていると油圧がゼロになるので、クラッチ切ってアイドリングにしてスロットルをブワンブワンと煽ると油圧復活、クラッチエンゲージ、加速再開、みたいなことを繰り返しながら走りました。
うーん、なんだこれ。
原因が想像できないっていうのが辛い。心が折れそうです。
とりあえず、今日は寝逃げてリセット。