デジタルツール

今年になってから、毎週末を550 Spyderのレストアに費やしているのですが、その作業の中で、ツールのデジタル化が進みました。
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まず、写真下はデジタルノギス。
今までバーニアのタイプを使っていたのですが、たまたまアストロで安売りしていたのを発見して購入。実は最近、バーニアを読むのが辛いのです。老眼ってやつですね。
若いときは小さい文字が読めないというのがどういう事なのか、よくわかりませんでしたが、私もついにその時が来たのかって感じです。デジタル表示だと、細かい目盛りを読む必要がないので、楽なんです。

 

そして、写真上のはトルクレンチ。
前のトルクレンチは作業中にM8のネジ山を舐めてしまったので、多分もう狂っているんだと思います。校正に出すような高級品ではなかったので、買い換えました。
最初は、トルクレンチはカッチンってなるヤツじゃないと気分出ないよね、と思っていたのですが、カッチンのやつは怪しい安物か有名ブランドの高級品に二極化していて、趣味で使う程度にちょうど良い価格帯のものが見つかりませんでした。それまで、デジタルは手にカッチンの反動が来ないから使いにくいだろうと思って敬遠していたのですが、これくらいなら出しても良いという価格帯はデジタルが多かったので、ものは試しと購入してみました。
使ってみると、予想に反して使いやすくて気に入りました。カッチンだと、設定トルクに達するまでにあとどのくらいか、というのがわからないのですが、デジタルだとリアルタイムにトルクを表示してくれるのと、設定トルクに近づくとランプの光り方やブザー音の変化で、そろそろだな、というのがわかるのです。それと、普通、一気に規定トルクで締めるのではなく、何回かに分けて規定トルクにもっていくわけですが、いちいちプリセットし直す必要がありません。デジタル表示を見ながら締められるので、たとえば最初に規定トルクの半分だけかける、というようなときに、簡単です。
それと、やっぱりデジタルなので、読みやすいです。普通のトルクレンチも、ノギスと同様にバーニアを使っているので、老眼が進むと読むのに少し苦労するのですが、デジタルだと読むのに苦労しません。

まあ、結局のところ、デジタルにする最大の理由は、老眼だとバーニアを読むのが辛い、ということです。やっぱり、歳はとるのですねぇ~。