トルクマイスターが届いたので、作業再開。
トルクマイスターは、フライホイールのギアを利用してグランドナットを緩めるものです。グランドナットにかかるトルクは9倍に増幅されるとのこと。ギア比が9:1ってことでしょう。歯数を数えていないけど。
これを使って、やっと緩めることができました。これを使っても普通のレンチではダメで、ブレーカーバーを使いました。
外したグランドナットを見ると、どうやらネジロックが塗布されていたようです。これは再使用しない方がいいでしょう。新品交換です。
それにしても、フライホイール側がナット1個という設計はどうかと思います。
ドエルピンは8ピンでした。ノーマルは4ピン。それなりにいじってあるということです。そういうエンジンはクランクと合わせてバランスどりしてある可能性があるので、ペイントで合いマークを付けてからフライホイールを外します。
次に、シリンダーを外しました。ピストンを見ると、若干吹き抜けている様子がありますが、まあ見なかったことにしても良いレベルか。
それよりも、やはり3番ピストンに少しオイルが付いているのが気になります。
そして、ついにカラ割。
意外なことに、クランクとコンロッドはVWのロゴが入った純正品でした。クランクは何か加工がしてありますが、ノーマルでもそうなのか、それとも何らかのチューニングが施されたものかはわかりません。ドエルピンが8ピンになっていたことから、何かやったのだと思いますが、そもそも空冷フォルクスワーゲンのクランクを見るのはこれが初めてなので。
ベアリングの当たり面は、特に問題なさそうなので、クランクはノータッチにします。軽く洗って、このまま組みます。
ベアリングも再利用するつもり。まあ、最終判断は新しいケースに組み込んでからになりますが。
さて、次は注文するパーツを決めねば。
ヘッドのオーバホールも、判断しないと。