クランクケース換装 01

全塗装が完了したので、次はエンジンに取り掛かります。

購入時に前オーナーから説明されていたのは、クランクケースにクラックが入っていて、オイルが漏れるということ。
かなりひどい事を覚悟していたのですが、実際には漏れ量はたいしたことなくて、1週間にガレージの床に10円玉程度。この程度なら、普通は問題ないので乗る前に油量を点検して減っていたら補充していました。

まずはジャッキアップして、下から漏れ量の確認。
ジャッキアップして前のめりになったら、ガスダンパーだけではリアフードが落ちてしまうので、木っ端でつっかえ棒にしています。
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実は、この550 Spyderを購入してからリアのジャッキアップは初めてです。なんとなく、これまで機会を逃していました。

下に潜ってみると、全然たいしたことなくて、この程度だったら車検時にも問題にならない感じです。
前オーナーが結構手をかけていたようで、錆たボルト類などもなく、下回りの状態はかなり良いですし、良いパーツが入っています。
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このくらいだったら、エンジンをバラさずこのまま乗っていようかとも思ったのですが、念のためクラックだけは確認しておこうと思いました。
そこで、次は上から空冷のシュラウドを外してみます。どこまでバラせばシュラウドが外せるのか試行錯誤で作業を進めたので、結構時間がかかってしまいましたが、はずす事はできました。変な規格のナットが使われていたりするのですが、これはVW特有のナットなのかな。M8なのに対面幅が11mmでも12mmでもなく、7/16インチでもないというもの。仕方なく、モンキーを使いましたが、こんなナットは初めてです。ちなみに、ヘッダースのナット。
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クラックはここ。1番シリンダーの付近です。RTVでオイル漏れの応急処置がされています。
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先日購入した書籍”How to Rebuild Your VOLKSWARGEN Air-Cooled Engine”によれば、ここは典型的なクラック箇所で、マグネシウム・ケースの場合遅かれ早かれ、いつかは必ずクラックが入る箇所だそうです。
やっぱ、降ろして、ケース交換するか。