「求む 356レプリカ 又は 550レプリカ」の記事を載せて以来、意外にも数日で数件の「売り」希望のメールを頂きました。その中の一件、550レプリカを本日見せていただき、購入させていただくことを決めてきました。車両の詳細などは、実際に売買が成立してから紹介します。
せっかくご連絡いただいたのに、条件が合わなかったり、遠方のために見に行けなかったりした方には、申し訳ないと思うと同時に感謝いたします。ありがとうございました。
購入が決まるまでには半年くらいはかかるかな、と思っていたのですが、予想以上に反響がありまして、一週間で決まってしまいました。やはり、特殊な趣味車の売買は、こうやって個人webサイトに載せておくものだな、と思いました。クルマに特化した有名なSNSがありますが、誰が友達だとか、誰が見ただとか、見たのにコメントを残さないだとか、そういうのがどうも苦手なので、大手のSNSやブログサイトを使わずに、個人サーバーで細々と続けているこのブログですが、意外と多くの方が気にかけてくださっているという事を実感しました。
新車は別として、中古車選びや個人売買は最初に見たものが一番良い、というのが私のこれまでの経験で得たものでして。たくさんの時間かけて多くを見た結果、ついに最後にして最良のものを見つけたという経験は、私にはないです。それよりも、散々見て回って、結局一番最初に見たのが一番良かったという結論になり、最初のものを買おうとしたらもう売れてしまっていて、仕方がないから2番目で妥協した、なんていう事の方が多いです。考えすぎて、タイミングを逃してしまうのですね。
そういう経験もあって、本日が一件目、特にネガティブな部分は見つからず、自分の目的に適うと思ったので、その場で現オーナーさんに購入の意思を伝えました。
今回のクルマはプロジェクト・カーのつもりだったので、ボロくて安いのを、と考えていたのですが、現オーナーさんがかなりの苦労をしてきちんと走るようにした車両を見てしまうと、やはりそれはとても魅力的で、「ここから始める方が楽で良いか」と思い、ちゃんとした程度のものを予算オーバーで購入することにしました。その分、仕上げに回す金額が減ってしまいましたが、程度の初期値が上がっているので、相殺できるでしょう。
実は550Spyderのコンセプトは決まっています。550Spyderはレプリカである以上、そのオリジナルに出来るだけ近づけようとするのが王道ですが、私は特にPorsche 550 Spyderに傾倒して欲しくなったわけではなので、その方向には進みません。純粋に自分の感性でカッコいいと思う方向に進みます。
ちょっとだけ方向性をお見せすると、私のカッコいいと思うイメージに一番近いのは、これ。ちなみに、これだけの仕上がりを見せるクルマにポルシェ・バッジは不要だと思います。
コンセプトの詳細については、おいおい。