この前のダムサンデーで、Mote Carloを見てから、Muscle Car欲しい病が発症しました。アメリカ在住時は、Muscle Carを見る機会がとても多かったので、実は時々発症していたのです。
Muscle Carの定義は人それぞれですが、私の定義は
「セダンやクーペに、不釣合いな大出力のエンジンを積んだ60年代から70年代までのクルマ」
です。したがって、元々スポーツカーとして設計されたコルベットはMuscle Carには含めません。カマロやマスタングは微妙な位置です。
アメリカ在住時にはGood Guysというホットロッドを中心としたカーショウに何度も行っていたし、地元で行われるローカルなカーショウ(とは言っても、規模はものすごく大きい)も楽しみにしていて、たくさんのMuscle Carを見てきました。
実は、スピダーはついに買い手が付いて、特に問題が生じなければ今月中にも私のガレージから出てってしまうのですが、その後にガレージに何を入れるか、というのを考えるのが楽しいのです。
この楽しみのためにスピダーを売りに出していたという事は、否定できません。ガレージに空きがあると、夢が広がります。
しかし何でも好きなものを買えば良いという訳ではなく、自動車趣味を長く楽しむためには価値が下がらないクルマを選択することは重要です。クラッシック・フェラーリなどは最適ですが、とても普通のサラリーマンに手が出せるものではありません。そういう点で、Muscle Carは良い選択だと思います。コンディションさえ保っておけば、この先に価値が下がるとは思えませんし、何かのきっかけで高騰する可能性だって大いにあります。
そこで、スピダーの後を埋めるクルマとして、何がいいか、考えてみました。
AMC Javelin AMX
Muscle Carというよりも、マスタングやカマロなどと同列のPony Carに分類されると思います。ちょっと小型ですが、カッコいい。Trans-Amレースで活躍していました。アメリカでは人気のクルマですが、なぜか価格高騰してとても高値になっています。日本には無いかもしれません。
Plymouth GTX
私が好きなのは、写真の第2世代になります。今のところ、これが一番ですが、アメリカでもあまり見かけませんでした。もちろん、廉価版のRoad RunnerでもOKです。
Pontiac GTO
写真のは69年式のハイパフォーマンス・モデルであるThe Judge。自分で買うなら、スタンダードモデルでもOK。70年式からライトが固定式になってしまうので、この格納式のモデルに拘りたいです。GTOは今でも人気車種なので、アメリカでは比較的入手しやすいクルマです。
Chevrolet Chevelle
小型のクーペなので日本人好みかもしれません。日本で今後価格が高騰する可能性もあります。ただし、アメリカ車らしい伸びやかなラインはちょっと期待できないかも。
他にも、
Dodge ChallengerやCharger
Plymouth Barracuda
などは人気が高くて、入手しやすいと思うし、
Ford Mustang
Chevrolet CamaroやPontiac Firebird
などは定番中の定番で探すのも楽でしょう。
私としては、上で紹介した日本ではまず見ることの無いPlymouth GTXが一番かなぁ。これで、道路を走ったら、ランボルギーニよりも注目されるに違いありません。
日本ではまず見つからないと思ったので、軽くアメリカのコレクターカーの専門サイトで検索してみたら、
71年式 GTX $36,000 (ショップ)
72年式 GTX $55,000(個人)
71年式 GTX $19,000(個人)
なんてのが見つかりました。
$19,000のを買って、アメリカでレストアしてから日本に入れるのがいいかもなぁ。出張の度に様子を見に行けばいいし。