PS Garage

那須にトレッキングに行った帰り、PS Garageに寄ってみました。
映画の撮影に使われたクルマや小道具を展示しているレストランです。レストランということになっていますが、実質的には個人のコレクションを公開している私設博物館みたいな感じ。入場料の代わりに食事をする、という感じです。
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お目当てはコレ。
"Fast Five"で使われたMongoose Motorsport社製のGrand Sportレプリカ。PS Garageのホームページによれば、撮影に使われた実車そのものだそうです。140725-02

Edumand’s Inside Lineで紹介されています。

 

Mongoose Motorsport社のGSレプリカはアメリカで何度か見ているのですが、購入したいという気持ちになってから見るのは、今回が初めて。ただ漫然と眺めるのと、購入意欲を持って見るのとでは見方が違います。

映画撮影を前提として組まれた可能性もあって、これがMongoose Motorsportの標準クォリティかどうかわかりませんが、雰囲気は悪い意味での手作り感があります。ただし、本物のGrand Sportがそもそも市販レース車両の試作車であったということを考えると、この雰囲気が正解なのかもしれません。
知ってはいましたが、特に残念なのはプラスチックで整形したままのダッシュボードです。フェイクの革シボすらありません。本物のGrand Sportも実はこうだったのかもしれませんが、所有満足度という点ではマイナスで、こういう部分は購入後に自分の感性で仕上げていく部分かな、と思います。
やはり、最終的にはMongoose Motorsport社に実際に行って、クォリティを確認したのち、現場でオプションの選択など、実物を見ながらしたほうが良いと思いました。
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さて、まあそれはそれとして、この場所の本当の楽しみは映画に登場した車両が実物大で見られるということ。一部は撮影に使われたそのものだし、一部はレプリカだそうですが、もともと映画自体がフィクションなわけですから、撮影に使われたものかどうかは、私にとってはあまり意味があるとは思えません。それよれも、実車の雰囲気が楽しめるというのが良いです。

ナイト2000
先日、会社でたまたま「ナイトライダー」の話をしたときに、若い同僚がその存在自体を知らなくて少しショックを受けました。
140725-04ベースがポンティアックのファイアバードであるため、外観だけを真似たナイトライダー仕様というのがかなりの台数出回りましたが、これは内装まできっちりやってありました。でも、KITTは入っていないと思うし、ターボジャンプも出来ないでしょう。
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エレノア
よく、マスタングにエレノアというグレードが存在していると勘違いしている記述を見かけますが、エレノアは窃盗団がつけたコードネームであって、クルマ自体はシェルビーGT500です。私が知っているGT500とは色々と異なる部分があるので、映画ではGT500ベースのカスタムカーという設定だったかもしれません。
GT500という設定なのは、ニコラス・ケイジが主演した「60セカンズ」の方であって、オリジナルの「バニシング in 60」ではMach1でした。
私は「バニシング in 60」はカーアクション映画の最高傑作だと思っていて、特にカーチェイスの終わらせ方については、未だにこれを超える映画はないと思います。そういう点でリメイクと言われた「60セカンズ」は、がっかりの出来でした。

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インターセプター
一般的にインターセプターと言われていますが、「MAD MAX」の劇中では追跡専用の警察車両のことをインターセプターと呼んでいて、この車両用の固有名詞というわけではありません。
私はこの映画の公開当時、中学生でしたが映画館で見ました。エンディングに日本語の歌が流れていましたが、TVの放送でもDVDでも、あの歌が流れているバージョンを見たことがないので、配給会社の黒歴史なのだと思います。当時は低予算のB級アクション映画として低評価だったと思いますが、後にあれほどのカルト的人気になるとは、製作側も配給会社も予想外だったに違いありません。
特にクルマよりも手軽なオートバイの方で、劇中のコスチュームが流行りましたね。
この映画によってスーパーチャージャーというシステムを知りました。アメリカでは、よくある改造手法ですが、電磁クラッチ付きというのは珍しく、劇中では効果的に使われていてカッコよさを増していました。
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バットマンカー
私はこの映画は観ていないので、このクルマの存在を知ったのは映画ではなくGumball3000のYoutube映像でした。その後、Jey Reno's Garageに登場して、バットマンの劇中車ということを知りました。最初はイラクあたりで使われているAFV(装甲戦闘車両)の改造車かと思っていました。
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実際にJey Renoが運転していますが、意外とまともに走るようで完成度の高さが伺えます。

GumBall 3000のスタートシーンから。

 

RX-7
「ワイルド・スピード」の東京版「Tokyo Drift」で使われてました。この映画自体は、あまり面白くなかったですが、渋谷のスクランブル交差点をトリフトで抜けていくシーンはカッコ良かったです。この映画は、あの渋谷のシーンただ一点が全てだと思います。
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このシーン。

 

これも「バットマン」で使われたオートバイ。ここで初めて見ました。写真からだと、形状や乗り方が想像できないと思いますが、斬新なオートバイでカッコいいと思いました。フロントのステアリング構造を観察したのですが、よく判らず。実際には走れないのかもしれません。
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と思ったのですが、この映像を見ると、ちゃんとステアリングしているので、センスがあれば乗れるのかも。

 

他にもクルマやオートバイが色々あるのですが、実車だけではなくミニチュアもたくさんあって。
とても出来の良いX-Wingとか。
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中でも気に入ったのは、ミニチュアというより実物大ですが、「デッカード・ガン」。
「ブレード・ランナー」の主人公デッカードが使用していた銃の実物大模型。トリガーが二つあるのが斬新です。劇中で、このトリガーを使い分けていたかどうかは記憶にありません。
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一応、ミュージアム・ショップもあって、Tシャツだとかミニチュアだとか買えます。
私は、このTシャツを買いました。
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”She is the last of the V8s”とは、「マッド・マックス」の劇中のセリフで、確かMFP本部の駐車場でインターセプターを見せたメカニックが言ったのだと思います。もしかしたら、記憶違いかもしれませんが。
このセリフを聞いたとき、”Last of the V8s”とはどういう意味なのだろうと、ずっと考えていました。舞台となっている近未来ではV8エンジンが絶版になっていて、もう手に入らないのだろうか?それとも、MFPの倉庫に保管してあるストックの中で最後のV8なのだろうか?とかね。
今でも、その答えは出ていません。もしかしたら、ネットを検索すると出てくるかもしれませんが、そうやって調べるのも無粋な気がするので、ずっとそのままにしています。