極稀にですが、バンプしたときにリアタイヤのどこかが当たっているので、ほんの少しだけリアの車高を上げてみました。
コルベットはノーマルで車高調整が付いています。このボルトとナット。ナットの位置を変えれば車高も変わります。特にリアはアクセスし易いのでタイヤを外さなくても車高を変えられます。
コルベットのサスペンションは前後ともダブルウィッシュボー+モノリーフ。私の知る限り、このサスペンション構造をとっているのはコルベットだけです。写真に写っているアルミ鍛造部品がロワーAアーム。その下にある黒い板がモノリーフです。モノリーフとは、簡単に言ってしまえば板バネなのですが、トラックに使われているような金属板バネの積層構造ではなく、FRPコンポジット製の単層です。
コルベットがこの構造を採用するのは、車重とバネ下重量の軽減のため。このコンポジット材の板ばねは、金属製コイルバネよりも軽く、板ばね自身はフレームに固定されているので、ばね下重量になりません。欠点は高価なことと、製造がコイルばねに比べて難しいこと。したがって、サーキット走行やレースのために固いバネが欲しくても、高価で選択肢がほとんどありません。
それはともかく、コルベットの車重って、このM12のボルトで吊られているんですよね。ちょっと頼りない感じはします。
ボルトの1ピッチ分、すなわち1.35mm上げてみました。見た目にはほとんど判りません。でも、今日走った山道では一度も当たらなかったです。ほんの僅かに当たっているというか擦っているだけなので、1ピッチずつ上げて様子をみます。