カバーとミシン

最近、コルベットはガレージの中でカバーを掛けています。
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ガレージにクルマを保管している人と話すと、多くの人が同じ悩みを持っていて、それは「埃をかぶる」ということ。
ガレージドアは開口部が広く、気密性には限界があるので、どうしても埃が舞っています。もちろん、屋外保管のクルマに比べれば全然埃をかぶらないのですが、だからこそ逆にわずかな埃が気になるのです。

コルベットに掛けているカバーは、アメリカ在住時に旅行やイベントの時に用に買った屋外用の高級なタイプ。アメリカでは趣味のクルマで旅行やイベントに行ったとき、屋外の駐車場でカバーを掛けておくことは普通にやります。そういう時用に買ったものです。
ボディ形状に合わせて立体縫製されていて、コルベットのエンブレムが刺繍されていても、価格は$300程度だったと記憶しています。
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屋外用は生地が厚くて丈夫な反面、かさばるので掛け外しが面倒という欠点があります。そこでガレージ内での埃よけ用のカバーがあって、それだと掛け外しが楽なので購入を検討中。コルベット専用品で価格は$40です。
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一方、スピダーの方ですが、こちらはカバーをかけていません。持っていないからです。スピダーは屋根がないので室内を守るためにも、このクルマにこそカバーが欲しいのですが。
生産台数が少ない特殊なクルマなので、ヨーロッパのサイトでも市販の専用品を見つけることができませんでした。アメリカでは販売されていないクルマなので、当然のことですがアメリカのサイトでも見つかりません。結局のところ、スポーツカーというのはアメリカで販売されなければ、アフターマーケット・パーツの充実は望めないのです。
仕方がないので、日本のカスタムカバーで有名な横浜のラッパーズ(http://www.wrappers.co.jp/wrappers/top.htm)を調べてみたところ、スピダーの設定がありました。しかし、価格は屋内用で36,800円。コルベットたと4,000円で済むものが、この価格です。とても買う気にはなりません。

そこで思い出したのが、とあるカーコレクターの方のガレージの光景。埃よけとしてレーヨンの生地が掛けられていました。屋内なので風が吹くわけでもなく、静電気を発生しにくい難燃の薄布が被せてあればいいわけです。そうだ、あれを真似しよう。

一般に市販されている生地はダブル幅のもので148cm。これより幅が広いものは、一般に入手はできません。148cmではクルマの幅に全然足りないので、どうしても縫製は必要となります。

家にはミシンがありませんが、ラッパーズのカバーを36,800円も出して買うならば、ミシンを買って自分で作るほうが安上がりだし、万が一高くついたとしてもその過程で得られる知識や技術はお金に換算することができない価値となります。

なんていうことを思いついて、ネットでミシンの情報を収集中。ところが調べていくと、これがなかなか興味深くて。
最近はコンピュータに入力・編集した画像で刺繍するミシンなんてのもあるようで、これならエンブレムも刺繍できるなぁ、なんて思ってしまいます。まあそういうミシンは数十万円もするので、最初のミシンとして相応しいとは思いませんが、そういう物があるということが興味深い。

もう一つ、必要な技術として布の裁断があります。裁断に関しては、洋服の裁断方法についてはたくさん情報が見つけられますが、クルマのカバーの裁断方法については、まったく見つけられません。でも、そこは私の機械系エンジニアの知識でなんとかなるかと思います。要するに立体物を平面展開すればいいわけで、紙で型紙を作ったりしながら試行錯誤すれば行けそうに思います。

クルマの埃よけカバーの事を考えていたら、いつの間にかミシンと裁断について調べていたという話でした。
しばらく、こっち方面の情報収集して、行けそうだと思ったらやってみますかね。
ちなみに、私の中学生時代は、男子は技術科、女子は家庭科と分かれていて、縫製技術などは女子しか習いませんでした。今は分けていないそうですね。