今度の週末はル・マン24時間レース。
レースファンが注目するのはLMP1やLMP2クラスですが、スポーツカーマニアが注目すべきはLMGTEクラス。LMP1,2クラスが生粋のレーシングカーであるのに対して、LMGTEクラスは市販スポーツカーをベースとした車両が走ります。すなわち、誰もが所有できて、乗り回せるクルマを改造してレーシングカーに仕立てられているクラスです。
そして、このクラスではコルベットが抜群の強さを誇り、2001年の初優勝以来、2012年まで、12回のレースのうち7回の優勝です。LMGTEクラスは、スポーツ・プロトタイプではなく、正真正銘の市販スポーツカーですから、ベース車両の素性が良さがレーシングカーの出来を左右します。コルベットは、レース車両の成果を積極的に市販車両にフィードバックしていることをメーカーの開発方針としてアピールしていて、そういう意味ではF1に参加することよりも、ずっと直接的に車両性能の向上に関係しています。
というわけで、色々とうんちくはいくらでも語れますが、まずはこのビデオをみて、コルベット・レーシングの雰囲気を感じてください。