C7 Corvette Stingrayの発売日はまだ確定していませんが、アメリカではオーダーリング・ガイドが公開されました。
オーダーリング・ガイドとは、ディーラーでコルベットを発注するときに決めるRPOコードが記載されているものです。ディーラーでは客の要求に基づいて、このガイドを見ながらRPOコードをコンピュータに入力します。
ちなみに、C7コルベットは全米のすべてのシボレー・ディーラーで販売されるものではなく、要件を満たしてGMが認めたディーラーだけが販売できます。アメリカは日本のようにメーカー系列会社のディーラーはなく、大なり小なりの個人経営のディーラーです。先日、GMが販売可能ディーラーの選定を終え、その数は約900店舗だけだそうです。
私が今乗っているZ06を買ったディーラーも、その中に入ったようで、先日、もうすぐオーダー可能になるから、もうちょっと待っててね、というメールが届いていました。
オーダーリング・ガイドを下記の場所に置いておきましたので、興味のある方はダウンロードしてください。これを眺めて、自分がオーダーするコルベットを想像するのも楽しいです。
ただし、このオーダーリング・ガイドはアメリカのものなので、日本の正規ディーラーで全て設定できるものではありません。また、OnStarなど、インフラの問題で日本では機能しないものもあります。
選べるのは2タイプ。クーペのスタンダードとZ51。それぞれに3つの基本トリムがあります。標準モデルとZ51で、足回りや最終減速比を除き、選べる装備に違いはありません。
Z51パッケージに含まれるのは、
パフォーマンス・ブレーキ
黒塗装キャリパー
ドライ・サンプ・オイルシステム
Z51パフォーマンス・サスペンション
F:245/35-19 R:285/30-20 タイヤ
専用ホイール
電子制御LSD
リア・ディファレンシャル・クーラー
です。
R8Cのミュージアム・デリバリーと、PINのセレクティブ・VINは全てのトリムに設定可能。
ミュージアム・デリバリーはいわゆる工場渡し。コルベットの生産工場に隣接しているコルベット・ミュージアムで納車式を行うものです。
セレクティブVINは、製造番号を自分で選べるシステム。
C6にあった、製造工程をアルバムに収めてくれるサービスは見当たりません。
アルカンターラの内装はスタンダード/Z51ともに3LTでのみ設定可能。今まで、コルベットは内装が安っぽいといわれ続けて、今回は非常に力を入れたところですが、それが3LTでしか選べないのはちょっと残念です。でも、このガイドをみると、サーキット専用にでもするのでない限り、3LTを選ぶことになるでしょうから、問題ないかもしれません。
残念ながら、遅れて発表されたコンバーチブルは、まだこのリストに入っていません。
また、Z06やZR1に関しては、まだGMから正式発表がありません。ただし、雑誌などの開発者インタービュー記事から、その存在は公知となっています。1年遅れくらいになるかと、私は予想しています。