これまでの記事
10th Anniversary Project
10th Anniversary Project Part 2
今回はインストールを検討していたTiger Sharkのボディキットの事。
結論を先に書くと、インストールは見送ることにしました。主な理由は費用です。冷静に考えるとやはり予算オーバー。最初に考えていたのは、ワイドボディとホイールの変更だったのですが、色々なwebサイトの写真を見ているうちに、ついつい熱くなりすぎてしまいました。あぶない、あぶない。
初心に戻ってというか、我に返って、当初の目的だけに戻ることにします。
とはいえ、せっかく少し調べたので、記事にはしておこうと思います。
コルベットのフロントとリアのバンパーフェイシアはポリウレタン製です。ポリウレタン製は柔らかくて割れにくいという特徴がありますが、製造するためには金型を用い、大規模な製造設備も必要です。しかし、金型を使うため、形状精度も高いです。
アフターマーケットのバンパーフェイシアは、ほとんどがFRP製です。FRPは固くて丈夫ですが、逆に言えばぶつけると割れてしまいます。まあ割れるというのはぶつけなければ良いことなのですが。
問題は、簡易な型で作れるため、アフターマーケットのパーツのほとんどは精度が悪いというところにあります。
街中でゆがんだエアロパーツを付けて残念なスタイルになっているクルマを見かけることがありますが、あれが典型的なアフターマーケットのFRP製部品です。
最初に検討していたのはDURAFLEX製のキット。たとえば、Andy’s Auto Sportではフロントのバンパーフェイシアが$399.20です。
DURAFLEXはFRPのエポキシ材に柔軟性を持たせて割れにくくした素材の商標です。FRPなので当然安いです。精度については、広告では非常に良いように書かれていますが、ネットで検索すると、やはり取付けには相当苦労している記事も多数見られます。
Forumでは、綺麗に付いたという人と、チリが全然合わなかったとか、波打っていて修正が大変だったという人がいます。そして、「買おうと思うんだけど」と質問している人に対しては、必ず、「苦労したくなければSTARCRAFT製にしておけ」と回答されています。
STARCRAFTは、ポリウレタン製のTiger Sharkパンパーフェシアを製造していた唯一のメーカのようです。しかし、Forum情報によればすでに製造を中止していて、市場在庫のみになっているということでした。
あちこち検索しまくった結果、どうやら21st Century Muscle Carsというショップに在庫がありそうです。「ありそう」と書いたのは、在庫を確認したわけではなく、ショッピングカートに入れられるというだけのこと。本当に在庫があるのかどうかは、聞いてみなければわかりませんが、とりあえず値段だけはわかります。
フロントバンパーフェイシア $759
リアバンパーフェイシア $749.95
前後合わせて約$1500です。日本までの送料を考えると$2000は超えてしまうと思われます。さらに、塗装代なども含めると・・・
というわけで、予算オーバーというわけです。
最初に見ていたFRP製だったら、まあ無理してもいいかなと思いましたが、FRP製だとせっかくお金をかけたのに安っぽい後付感が出てしまうかもしれません。そう考えると、やはりFRP製には手が出せないですね。
それと、今回はクォーターパネルを交換することにしていますが、そうすると色合わせのためにリアバンパーファイシアは再塗装になるかもしれません。そう考えると、リアバンパーフェイシアの交換にはそんなに追加の費用は必要ないかもしれませんが、フロントのバンパーフェイシアを交換するとなると、フェンダーも再塗装になるかもしれません。それを考えたら、L-5のワイドフェンダーも追加したくなってしまいます。
というわけで、連鎖反応でどんどん費用が追加されしまうので、断腸の思いで諦めることにしました。
ところで、STAR CRAFTのキットを探している時に見つけた21st Century Mascle Carsというショップですが、あの有名なチューナーのLingenfelterの娘が経営しているショップのようです。